<ウィーン空港のレストランで一休み>
ーストリアの山旅:第1日目(3);ウイーンからザルツブルグへ;第1日目の纏め
(アルパインツアー)
2014年6月26日(木)~7月7日(日)
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http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/204583e97920e9d5cdc6487e50c78749
第1日目;2014年6月26日(月) つづき
<ルート地図>
■ウィーンからザルツブルグへ
■ホテルモーツアルトの位置
この地図は資料1から引用
<ウィーンでトランシット>
■国内線ターミナルへ移動
16府09分にウィーン空港に無事着陸した私たちは,16時35分に入国審査を済ませる.
全員の入国審査が終わったところで,ツアーリーダーのYDさんを先頭に,国内線のFターミナルに移動する.
どこをどう通ったのか正確にはトレースできないが,とにかくYDさんを見逃さないように注意しながら一生懸命YDさんの後を追う.ただ,沢山のお店の間を通り抜けたという印象だけがのこる.そして,歩き出してから5分ほどでFターミナルに到着する.
Fターミナルの搭乗口でもまたセキュリティチェックを受ける.そしてひとまずF26搭乗待合室へ移動する.
<国内線ターミナルF6搭乗口付近;F26搭乗口はまだまさ先>
■初顔合わせ
搭乗待合室の一角で,YDさんから今回のツアーの概要説明と,初顔合わせを行う.
まずはYDさんから,当面の連絡事項の説明がある.
YDさんの説明によると,当初搭乗予定だった飛行機OS923便ウィーン発17時10分ザルツブルグ行は機材やり繰りのため欠航になった.そこで,私たちが搭乗する飛行機はOS919便ウィーン発22時05分に変更になったとのこと.
「大分待ち時間がありますので,折角だからウィーンの街中を少し散歩しようかとも考えましたが,散歩するほどの時間もありません.そこで,トランシットの待ち時間を利用して,ここで夕食を摂ることにしましょう…その前に,初顔合わせの挨拶をお互いにしましょう…」
ということになる.
そこで,名簿順に,全員が一言ずつ挨拶をする.
まずは横浜在住のST夫妻,ご夫婦で山を楽しんで居られる.
次いで,3人目,同じく横浜在住のONさん(女性).私は,昔,ミルフォードトラックでONさんとご一緒したことがある.
4人目は神奈川県在住のTMさん(女性).ONさんの友人とのこと.
5人目,IUさん(男性).体格の良い若手.どうやら未だ現役サラリーマンのようである.
6人目,DIさん(男性),ご年配だがアコンカグアをはじめ,世界中の山に登ったことのある山のベテラン.
7人目,TBさん(女性),山旅スクール5期生で私と同期.
8人目のドンジリに控えているのが,私ことFH.多分,今回のツアーの最高年齢者だろう.
以上8人が今回のメンバーである.なお,何れの方もアルパイン社のツアーに何回も参加されたことがあるとのこと.
■空港内レストランで夜食
搭乗口近くのレストランで夕食を摂る.私たちが乗車する予定だった飛行機が欠航になったために,航空会社から1人当たり20ユーロを上限として夕食代が支給されるという.YDさんから,
「…お一人20ユーロを越える場合は,超えた分はご自分でお支払い下さい…」
という説明を受けて,各自お好みの食材を選ぶ.
私はローストビーフ入りのサンドイッチ,清涼飲料水,それにヨーグルトを選ぶ…10数ユーロで,20ユーロには届かなかったが,まあ,いいや…どうせそんなにお腹が空いているわけではないので…
<ウィーン空港でささやかな夕食>
<ザルツブルグへ>
■広告に頭をひねる
夕食を終えた私たちは,18時49分,F26搭乗口に移動する.
途中の廊下で,
From; An Airline is an Airlin
To ;That's[ my Ausitran Airline
と書いてある広告を見て,私はなけなしの頭を使いながら,
"これはどういう意味なんだろう…"
と真剣に考えてしまう.
私は戦中派.旧制中学に入った頃は,「英語は敵性外国語,覚えるべからず」だったので,外国語には弱い…が,なけなしの英語の知識で判断して,
"今までは何処の飛行機会社でも良かったが,これからはオーストリア航空がお気に入りだよ…"
てな意味だろうと勝手に解釈する.
<オーストリアン航空の広告>
■OS919便に搭乗
21時45分,私たちはOS919便に搭乗する.
機内中央に通路がある.通路を挟んで左右に2列の椅子席が並んでいるだけの小さな飛行機である.
私の席は5C.通路側である.短いフライトとは言え良かった!
私の隣には,少々つっけんどんな印象がある若い女性が座っている.
"君子危うきに近寄らず…触らぬ神に祟りなし…"
ということで,私の方から話しかけることはしない.
長旅で少々疲労気味の私は,
"どうせ,1時間程度のフライトだ…自然体ですべてを無視,ただただ目を瞑り瞑想するのみ…"
を決め込む.
■離陸,一路ザルツブルグへ
22時03分,搭乗機はウィーン空港を離陸する.
飛行機から外を見る.いくら真夏の北欧とはいえ,20時を過ぎると,そとは真っ暗になっているようである.
離陸直後,私も疲れているのか,すぐに眠くなる.半分眼を開けたまま,睡っているような起きているような曖昧な気分のままである.
22時18分,機内サービスが始まる.上から下までまっ赤な制服を着たキャビンアテンダントが,私を覗き込むような仕草で,
"Coffee or tea ? "
と聞く.日本人のスチュワーデスのように,もう少し笑顔が欲しいなと思いながら,
「コーヒーを下さい…」
とぎこちない英語でお願いする.
頂戴したコーヒーは熱くて美味しかった.
<機内サービスのコーヒー>
■ザルツブルグ空港着
22時55分頃,ザルツブルグ空港(別名モーツアルト空港)に到着する.
ザルツブルグと言えば,音楽に疎い私でも知っている音楽の都である.若い頃から憧れの街でもある.どんな街か興味津々.でも,今回は専ら山歩きのツアーなので,折角のザルツブルグもブラブラ歩きをする時間は全くない.
とにかく,バゲージクレイムを無事終えて,空港の外へ出る.
空港では現地ツアーガイドのWGさんが私たちを待っている.勿論私はWGさんとは初対面である.まだお若くて背の高い紳士である.
私たちは,これからずっとヴォルフガングさんの案内でトレッキングを続ける予定である.
<ザルツブルグ空港に到着;バスで待合室まで移動する>
<ホテルモーツアルト>
■真夜中のザルツブルグ
23時03分,WGさんが手配した専用車に乗車する.
すぐに発車.
車内でWGさんの自己紹介と観光案内が始まる.ヴォルフガングさんは3年間日本の化学関係の会社に勤務していたことがあるそうで,大変流暢に日本語をお話になる.短期間の間に,良くこんなに上手な日本語が話せるようになったなと感心すること頻りである.
それに較べて,私など中学,高校,大学前期2年間,通算8年も英語を習っているのに(戦争中は習わなかったので正確には7年),ヒアリングはからっきしダメ…ドイツ語もちょっとばかり囓ったがものにならなかった…なんという差だろう.自分自身が恥ずかしくなる.
…ま,それはともかく,WGさんから,まずはオーストリアの概要の説明がある.なお,オーストリアの概要については,このブログの最後で改めて纏めるつもりなので,ここでは割愛する.
23時21分,ホテルモーツアルトに到着する.
<専用車でホテルへ> <ホテルロビー;中央がWGさん>
■明日の予定
現地ガイドのWGさんとツアーリーダーのYDさんが,全員の宿泊手続きをする.私に割り当てられた部屋は405号室.日本風に数えれば5階の部屋である.手渡された鍵には真鍮製の立派な鍵である.
解散する前に,YDさんから明日の説明がある.
明日の予定は,
7;00 モーニングコール
7:45 朝食
8:30 専用バスでハルシュタットへ向けて出発
とのことである.
<モーツアルトホテルの重厚な鍵>
■モーツアルトホテルの部屋
405号室に入る.
外国のホテルとしてはそれほど拾い部屋ではないが,セミダブルと思われるベッドが2台置かれている.クローク,ユーティリティなども清潔に整備されている.
参加者の人数の都合で,私は1人でこの部屋を占有する.これは有り難い.
ただ,この辺りは冷涼な土地柄なのだろうか,冷房施設はなく,古風な扇風機が1台置いてあるだけである.
<ホテルモーツアルトの客室>
■部屋の中を見て回る
まず目に付くのが,電源のプラグと差し込み口.左下の写真のようにCタイプと呼ばれるもののようである.電源の電圧は230ボルト,50ヘルツのようである.
扇風機は真っ黒で,やや古風な感じがする.
<ベッド2台置かれている> <入口方向を眺める>
■日本のビジネスホテルと一寸違う備品
ユーティリティに入って見る.
バスタブのお湯はとても勢いよく迸るように良く出る.洗面には爪ヤスリ,櫛,ソープ類は置かれているが,歯ブラシ,髭剃りの類は置かれていない.
冷蔵庫には色々なものが入っているが,どうせ私はこれらに手をつける気がないので,あまり関心はない.
<差し込み口> <扇風機>
■やっと就寝
まずは,バスに浸かり今日一日長旅の疲れを洗い流す.
時差のため,何となく身体が重い.念のため血圧を測ってみる.案の定,少々高めである.
荷物をザット整理して,12時35分にやっと就寝.日本時間では,もう翌日の朝7時35分である.実質的には一晩徹夜したのと同じである.
はてさて明日からどうなることやら.
<第1日目のラップタイム>
9:10 東京(成田)空港第一旅客ターミナル南ウイング4階団体集合Kカウンター前集合
10:43 オーストリア航空OS052便に搭乗
11:10 東京(成田)空港出発
12:12 昼食
16:09 ウィーン国際空港着
16:15 ディセンバーグ
16:35 入国審査(トランシット)
(国内線搭乗口付近のレストランで夕食)
18:49 国内線F26搭乗口
22:03 ウィーン空港離陸
22:55 ザルツブルグ空港着
23:03 〃 発(専用車)
23:21 モーツアルトホテル着
[行動記録]
■飛行距離(km)
東京(成田)空港→ウィーン空港 9,170
ウィーン空港→ザルツブルグ空港 267
(合 計) 9,437(km)
■所要時間
東京(成田)空港→ウィーン空港 11時間59分(11.98h)
ウィーン空港→ザルツブルグ空港 52分( 0.87h)
(合 計) 12時間51分(12.85h)
■飛行速度
東京(成田)空港→ウィーン空港 9,170km/11.98h=780.9km/h
ウィーン空港→ザルツブルグ空港 267km/ 0.87h=306.9km/h
[参考資料]
資料1;http://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g190441-d228045-Reviews-Hotel_Mozart-Salzburg_Austrian_Alps.html
(第1日目終わり)
(第2日目に続く)
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「オーストリア山岳トレッキング」の索引
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「オーストリア山岳トレッキング」の目次
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