<アウトレットを散策する>
ロッキー山脈紀行(35):第7日目(4):アウトレット経由でホテルへ
(アルパインツアー)
2010年8月19日(木)~28日(土)
第7日目:2010年8月25日(水) (つづき)
<アウトレット周辺地図>
<シルバーソーンアウトレット>
■登山口を出発
グレイズピークとトレイズピークの2座山頂全員登頂を成功させた私達は,登山口から2台の専用車に乗って,16時26分に発車.連泊しているブレッケンリッジのホテル,ザグレートデバイドロッジに向かう.
暫くの間,未舗装の道をユックリと下る.標高が下がるにつれて,周囲の山々の緑が段々と深くなっていく.20分ほど未舗装の道を下って,舗装道路に出る.さらに暫く走って左折,幹線道路ルート70に入る.そして,17時06分,大きなアウトレットモールに到着する.運転手兼ガイドのネイトさんが,
「シルバーソーンアウトレット(Outlets at Silverstone)に到着しました.ここで暫く休憩です」
と,私達を車から降りるように促す.
■ショッピングモールに入る
車から降りる.何だか聞いたことのあるような「ポロ」という名前の店の前である.建物の壁に大きく“Polo Ralph Lauren”と書いてある.目の前には自動車道路がある.地図で確かめるとルート9である.どうやら,このアウトレットは,ルート70とルート9の交差点に位置しているようである.フリスコ(Frisco)という町のすぐ近くのようである.
目の前の道路,ルート9の先には,殺風景な感じがする荒れ地が広がっている.
「・・さて,どうしよう・・」
登山以外に何の興味もないし,買いたいものもない.どうやって時間を潰そうかと迷う.まあ,とにかく,ショッピングモールの見取図でも手に入れようかと思う.
探す間もなく,下車した所の近くに,ショッピングモールの見取図が置いてある.早速1枚頂戴する.A3位の大きさのシッカリした紙にショッピングモールの地図が印刷されている.
この見取図によると,このショッピングモールの位置は,デンバーから車で約1時間,ブレッケンリッジから約20分,カッパーマウンテンから約15分,フリスコ(Frisco)から約5分のところのようである.
アウトレットは,大別して,赤ゾーン,青ゾーン,緑ゾーンの3ブロックに分かれている.私達は,青ゾーンの一角で下車したらしい.
■モール内をウロウロ
「さて,どこを彷徨(ウロツ)こうか・・」
何も買いたいものもないし,見たいものもない.山以外に何の関心もない私は,暇つぶしに困る.とりあえずは,地図を片手に,その辺りの店に入ってみる.でも,もともと買い物には興味がないのですぐに飽きてしまう.
何軒かの店が長屋のように並んでいる.その前の広場にはテーブルやベンチが置かれている.天気が良いので,結構,直射日光が暑く感じる.仲間の何人かが日陰のベンチにボンヤリと腰掛けている.
広場の先に小さな橋がある.所在ないので橋の方へ行ってみる.橋の下には結構な水量の川が流れている.残念ながら川の名称は分からない.橋の上から川を覗き込むと,釣り人が1人,黙々と釣り竿を持ち続けている.橋の上から,暫くの間,釣り人を眺めていたが,一向に釣れる気配がない.その内に見ている私が飽きてしまう.
橋を渡ると,そこにも何軒かの店が長屋風に並んでいる.少し離れたところにお馴染みのセブンイレブンの店もある.
さらに奥の方に,赤い庇が目に付く店舗群が見えている.そこまで足を伸ばす時間もないので,川縁の散策路を少し歩いただけで,元の場所に引き返す.
<ザグレートデバイドロッジ>
■ホテルへ
17時44分,先ほど専用車から降りた場所に戻る.専用車に乗り込み,すぐに発車する.私達を乗せた2台の専用車は,ルート9をブレッケンリッジに向けて走り出す.
18時10分,連泊中のホテル,ザグレートデバイドロッジに到着する.
自分の部屋に戻る.部屋は留守中に綺麗に掃除してある.やっぱり,アメリカのような先進国のホテルは良いなと改めて思う.
とりあえずは,同室のSさんと交代で,バスで汗を洗う.序でに登山中着ていた下着類の洗濯をしてしまう.
■ホテルロビーの絵
私は,夕食時間の少し前に,ロビーへ戻る.ロビーには素晴らしい絵が沢山飾られているので,これらの絵をじっくりと見たかった.作者の名前など勿論分からないが,素晴らしい絵ばかりである.
特に気に入った絵,数点をデジカメに収める.絵を眺めながら,早く日本へ帰って,絵を描きたいという衝動に駆られる.
■ホテルのレストランで夕食
19時30分からホテルのレストランで夕食を摂る.
例によって,ネイトさんが,いくつかのメニューを提示して,その中から選択する.これはメニュー表と悪戦苦闘することがないので,楽ちんである.
遅組の女性から,
「・・・FHさん,今日は本当に有り難うございました.お礼にビールをおごらせて下さい・・」
と有り難いお言葉を頂戴する.
「今日はご苦労様でした.そのお言葉だけで,もう十分です.私も嬉しかったです」
と固辞するが,
「・・是非・・・」
ということだったので,中ジョッキ1杯ご馳走になる.美酒とはこのことかと思う.それにしても,全員が4000メートル級2座に完登できたことは,私にとっても何よりも嬉しい.
今日の胃の調子はまあまあだが,余り胃にもたれるものは食べたくない.オレンジジュース,前菜,それにナントカというエビが入っているパスタだけで済ませる.
■同室のSさんと雑談・そして就寝
夕食を終えて,20時30分頃,部屋に戻る.
4000メートル級4座登頂を無事終えて,やっとリラックスした気持ちになる.同室のSさんと,初めて親密に雑談をする.話し込む内に,Sさんが,私が現役時代勤務していた企業と同業種の企業のOBであることが分かった.そこから共通の話題が広がる.
Sさんの海外駐在員生活が長いことも,雑談している内に分かる.道理で英語が上手いはずである.
小一時間雑談をした後,21時30分頃就寝.
こうして第7日目は成功裏に終わった.
(つづく)
[加除修正]
2010/11/19 転換ミス訂正
記事追加
「ロッキー山脈紀行」の前回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/4f55ac20e1ab5bca221fd604212eb970
「ロッキー山脈紀行」の次回の記事
http://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/44ad023d68a545c4ed5295e26bcb80fb
ロッキー山脈紀行(35):第7日目(4):アウトレット経由でホテルへ
(アルパインツアー)
2010年8月19日(木)~28日(土)
第7日目:2010年8月25日(水) (つづき)
<アウトレット周辺地図>
<シルバーソーンアウトレット>
■登山口を出発
グレイズピークとトレイズピークの2座山頂全員登頂を成功させた私達は,登山口から2台の専用車に乗って,16時26分に発車.連泊しているブレッケンリッジのホテル,ザグレートデバイドロッジに向かう.
暫くの間,未舗装の道をユックリと下る.標高が下がるにつれて,周囲の山々の緑が段々と深くなっていく.20分ほど未舗装の道を下って,舗装道路に出る.さらに暫く走って左折,幹線道路ルート70に入る.そして,17時06分,大きなアウトレットモールに到着する.運転手兼ガイドのネイトさんが,
「シルバーソーンアウトレット(Outlets at Silverstone)に到着しました.ここで暫く休憩です」
と,私達を車から降りるように促す.
■ショッピングモールに入る
車から降りる.何だか聞いたことのあるような「ポロ」という名前の店の前である.建物の壁に大きく“Polo Ralph Lauren”と書いてある.目の前には自動車道路がある.地図で確かめるとルート9である.どうやら,このアウトレットは,ルート70とルート9の交差点に位置しているようである.フリスコ(Frisco)という町のすぐ近くのようである.
目の前の道路,ルート9の先には,殺風景な感じがする荒れ地が広がっている.
「・・さて,どうしよう・・」
登山以外に何の興味もないし,買いたいものもない.どうやって時間を潰そうかと迷う.まあ,とにかく,ショッピングモールの見取図でも手に入れようかと思う.
探す間もなく,下車した所の近くに,ショッピングモールの見取図が置いてある.早速1枚頂戴する.A3位の大きさのシッカリした紙にショッピングモールの地図が印刷されている.
この見取図によると,このショッピングモールの位置は,デンバーから車で約1時間,ブレッケンリッジから約20分,カッパーマウンテンから約15分,フリスコ(Frisco)から約5分のところのようである.
アウトレットは,大別して,赤ゾーン,青ゾーン,緑ゾーンの3ブロックに分かれている.私達は,青ゾーンの一角で下車したらしい.
■モール内をウロウロ
「さて,どこを彷徨(ウロツ)こうか・・」
何も買いたいものもないし,見たいものもない.山以外に何の関心もない私は,暇つぶしに困る.とりあえずは,地図を片手に,その辺りの店に入ってみる.でも,もともと買い物には興味がないのですぐに飽きてしまう.
何軒かの店が長屋のように並んでいる.その前の広場にはテーブルやベンチが置かれている.天気が良いので,結構,直射日光が暑く感じる.仲間の何人かが日陰のベンチにボンヤリと腰掛けている.
広場の先に小さな橋がある.所在ないので橋の方へ行ってみる.橋の下には結構な水量の川が流れている.残念ながら川の名称は分からない.橋の上から川を覗き込むと,釣り人が1人,黙々と釣り竿を持ち続けている.橋の上から,暫くの間,釣り人を眺めていたが,一向に釣れる気配がない.その内に見ている私が飽きてしまう.
橋を渡ると,そこにも何軒かの店が長屋風に並んでいる.少し離れたところにお馴染みのセブンイレブンの店もある.
さらに奥の方に,赤い庇が目に付く店舗群が見えている.そこまで足を伸ばす時間もないので,川縁の散策路を少し歩いただけで,元の場所に引き返す.
<ザグレートデバイドロッジ>
■ホテルへ
17時44分,先ほど専用車から降りた場所に戻る.専用車に乗り込み,すぐに発車する.私達を乗せた2台の専用車は,ルート9をブレッケンリッジに向けて走り出す.
18時10分,連泊中のホテル,ザグレートデバイドロッジに到着する.
自分の部屋に戻る.部屋は留守中に綺麗に掃除してある.やっぱり,アメリカのような先進国のホテルは良いなと改めて思う.
とりあえずは,同室のSさんと交代で,バスで汗を洗う.序でに登山中着ていた下着類の洗濯をしてしまう.
■ホテルロビーの絵
私は,夕食時間の少し前に,ロビーへ戻る.ロビーには素晴らしい絵が沢山飾られているので,これらの絵をじっくりと見たかった.作者の名前など勿論分からないが,素晴らしい絵ばかりである.
特に気に入った絵,数点をデジカメに収める.絵を眺めながら,早く日本へ帰って,絵を描きたいという衝動に駆られる.
■ホテルのレストランで夕食
19時30分からホテルのレストランで夕食を摂る.
例によって,ネイトさんが,いくつかのメニューを提示して,その中から選択する.これはメニュー表と悪戦苦闘することがないので,楽ちんである.
遅組の女性から,
「・・・FHさん,今日は本当に有り難うございました.お礼にビールをおごらせて下さい・・」
と有り難いお言葉を頂戴する.
「今日はご苦労様でした.そのお言葉だけで,もう十分です.私も嬉しかったです」
と固辞するが,
「・・是非・・・」
ということだったので,中ジョッキ1杯ご馳走になる.美酒とはこのことかと思う.それにしても,全員が4000メートル級2座に完登できたことは,私にとっても何よりも嬉しい.
今日の胃の調子はまあまあだが,余り胃にもたれるものは食べたくない.オレンジジュース,前菜,それにナントカというエビが入っているパスタだけで済ませる.
■同室のSさんと雑談・そして就寝
夕食を終えて,20時30分頃,部屋に戻る.
4000メートル級4座登頂を無事終えて,やっとリラックスした気持ちになる.同室のSさんと,初めて親密に雑談をする.話し込む内に,Sさんが,私が現役時代勤務していた企業と同業種の企業のOBであることが分かった.そこから共通の話題が広がる.
Sさんの海外駐在員生活が長いことも,雑談している内に分かる.道理で英語が上手いはずである.
小一時間雑談をした後,21時30分頃就寝.
こうして第7日目は成功裏に終わった.
(つづく)
[加除修正]
2010/11/19 転換ミス訂正
記事追加
「ロッキー山脈紀行」の前回の記事
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「ロッキー山脈紀行」の次回の記事
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