閑話休題;最近のITの驚異的な進化が恐ろしくなってきた
2017年7月1日(土)
今日は土曜日.本当は塔ノ岳に登るつもりだった.ところが昨夜見た天気予報では,今日土曜日の日中は雨とのことだった.雨の中,山へ登るのも危ないし気分的にいやなので,塔ノ岳詣では中止した.ところが,予報が外れて,青空さえ覗きそうな気配の曇空である.
”やっぱり,天気予報を無視して,塔ノ岳へ出掛ければ良かった…!”
と朝から地団駄である.
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ところで,最近,私はITがとても怖くなっている.
ユビキタス,クラウドコンピューティング,SNS,IoT,ビッグデータ,AI応用分野のめざましい進展,等々.……何か得体の知れない怖いものに取り囲まれている感じがして,とても怖い.
私は1960年代中頃から今までコンピュータ関連の仕事をしてきた.
黎明期の電子計算機はパンチカードシステムの置き換えに過ぎなかったが,やがてジョブの連続処理が可能になり,記号化命令からCOBOL,FORTRANが誕生し,データベースやオペレーティングシステムが登場した.第5世代コンピュータや情報処理技術と通信処理技術の融合による集中分散処理の進展がユビキタスの原型になった.当初は汎用コンピュータとダム端末による集中処理から始まった情報ネットワークがインテリジェント端末や,パソコンを主体とする分散処理が主体となったが,多種多様なデーターを集約したビッグデータなるものが登場してきた.さらにはスマホが日常生活に欠かせない道具になっている.クラウドコンピューティングなんていう本当に頼って良いのか,知らないうちに自分の主体性がなくなってしまいそうな不安に襲われるものも現れる.
思想面ではMISブーム.OAブームが嚆矢となり,20世紀後半にはリエンジニアリングブームを経験した.その後も,技術面,思想面の進展は恐ろしいほど高速で留まるところがない.
かつて,私は若い頃,オーウェルの小説『1984年』を読んで,
”いくらなんでも,そんな馬鹿な…”
と荒唐無稽なことと思っていた.それが実際には,あの小説など全く問題にならないほどにITは私たちの生活の中に浸透してしまった.”事実は小説より奇なり”…これ本当だと思う.
”こんなことで良いのだろうか…”
私は何となく得体の知れない不可思議な何かの手の平の上で生活しているような妙な気分に次第になりはじめている.知らない間に,訳の分からない何かに首根っこを押さえられているような気がしてならない.
”もっと「リア充」に没頭し,真綿のようにジワジワと締め付けてくる「得体の知れないもの」から離れなければ…”
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私はボケ防止を目的に,このブログの後進を続けてきた.幸いにそれなりの人数の読者が居られるので,それも励みになって,毎日,平均2時間程度をブログ記事作成に費やしている.
これが私のボケ防止に大いに役立っていることは疑いの余地もない.
でも,別に今何か問題が起きたり,不都合なことがあるわけではないが,身の回りにジワジワと迫ってくる真綿のようなものから逃れるために,私は来たる誕生日を区切りにして,このブログからも徐々に遠ざかりたい…そして,ITに振り回されない穏やかな生活に浸りたいなと思っている.
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以上は,余計なことでした.
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