中高年の山旅三昧(その2)

■登山遍歴と鎌倉散策の記録■
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鎌倉・深沢の寺を廻る;寺の掲示板を見てギクッ!

2019年05月05日 20時40分59秒 | 閑話休題:日々雑感

                                          <鎌倉深沢の東光寺>

               鎌倉・深沢の寺を廻る;寺の掲示板を見てギクッ!

2019年5月4日(土

 暇を見て近場をお散歩!
 数日前,深沢の寺のある辺りを一回りする.
 『かまくら子ども風土記』(p.269)によると,「大昔,武蔵と相模の国の国境に,鎌倉から海月(現在の横浜市金沢区)にかけて長い湖があり,その周囲四十余里もあって,これを深沢と呼び,水を満々とたたえていた」とのこと.
 この辺りを散策するときは,何時もこの記事のことを連想する.
 「オレ,今,昔の湖の中を歩いているんだな‥」
なんて,連想しながらのブラブラ歩きもまた楽しい.
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 大工谷から何気なく東光寺へ.ここは真言宗の寺(冒頭の写真).静まりかえった寺の境内を暫く眺める.
 ついで道なりに歩いて大慶寺(臨済宗)へ.茅葺きの山門脇の掲示板に張り出され絵いる記事を読んで,おもわずギクッ!
 何だか尻っぺたをたたかれたような気分になる.
 ”なるほど,そうだ! 「今」だな!”

<大慶寺にて>

 続いて等覚寺を訪れる.ここも真言宗の寺である.この寺の山門も茅葺きで趣がある.
 山門脇の掲示に思わず見入る.
 「・・・自分の存在そのものが役に立っているんです」
 この文章を読んで,私にはちょっと難解.
 ”オレの何が誰の役に立っているんだろう‥?”
 私はこの文を読んで,「どういう意味なんだろう」と結構考えさせられてしまう.5W1Hなどという一見論理的な作法では,ちょっと難しくなってしまうご託宣である.
 とはいえ,何時も感心させられるのは,お寺の掲示されている一言が,”ズン”と直接”自分の心に響く”ことである.
 別に宗教を比較する意図はないが,
 「神のナントカに・・・」
と上から目線で説教されるよりも,心に響く寺の一言がやっぱり利くなと感じている.

等覚寺にて>
                           (おわり)
「閑話休題;日々雑感」の前回の記事
https://blog.goo.ne.jp/flower-hill_2005/e/2cf4a3cd2d8620762351d4e1c1d7f404
「閑話休題;日々雑感」の次回の記事
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