FMEN式雑記

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秋田豪雨〜災害一過の古町は〜

2023-07-17 22:58:17 | 災害・地震・防衛・防災
豪雨は峠を越した。
しかし、行き場のない梅雨前線によるもののため、梅雨明けしない限り危険な天候が続く。
それでも今日は午前のみ晴れ間が出ており、通勤ついでに現地撮影した。

桜の名所、太平川橋。
春は和楽器の音色が聞こえそうな景色であったが。

楢山登町。
ここまで土砂水が来たのを意味している。
今朝はゴミの日もあり総出で片付け。
感染症の危険もあるため、マスクはしましょう。 

登町地下道。
冠水してこの有り様。
怖いのはここに禁止覆いがないこと。
子供が不用意に入り転落したら。
土手長町の路肩崩落現場前。
完全に通行止め。
旭川。
水清き旭の流れはどこへやら。

今回は昔で言う久保田城下町と広山田の被害が突出。
日本海中部地震、東日本大震災、りんご台風、様々な豪雨を乗り越えた古町の城下町の脆さをさらけ出す惨禍になってしまった。
これでも東部よりは比較的被害が小さい。
【追記】ただし1985年にも明田地下道は大規模な冠水。この日はロス疑惑と夏目雅子死去と阪神優勝マジック点灯のニュースにかすみほとんど報じられなかったらしい。

明日からまた豪雨予想。
早い予報では木曜日から晴れが先行。
梅雨明け間近か?頑張ろう秋田!

秋田豪雨〜土手長町路肩崩壊と交通障害〜

2023-07-16 20:15:06 | 災害・地震・防衛・防災
雨は更新後も更に降り続き、増水は続いた。
スーパーコンビニは東部は閉店、中央インターが使えないため物流麻痺も。
秋田は鉄道が標準軌で切られていて高速が詰めば物流が麻痺する。

しかも運悪くこの日はTwitterで不具合。

ラジオも通常編成かつ東京からだから情報取りがかなりきつかった。

バスに関しても次のような告知がでてた。

こちらは中央。
こちらは南部、臨海。

南部についてはさらに説明する。
・仁井田御所野&御野場団地→猿田川太平川をかわすために柳原経由に変更。仁井田御所野は初の柳原経由に!また、御野場は土日祝の運行も復活に。
・大住→猿田川古川近辺冠水のため近づけず南高校発止と昔廃止された市営バスの柳原南高校線の復活!
ほかは土日祝で運休。
【追記】柳原経由新屋線も旧ルート復活運行予定であった。

しかしながら…

雨と増水で土手長町の路肩が崩壊した!
ここがダメになると柳原経由も無理。
【追記】もう廃止されたが愛宕下回りは冠水がひどく更に無理。火曜日以後の楢山大回は大迂回か運休は間違いない。
では、何をしたか。(実際にのりました)


☓は現場、通常は緑。紫は予定されていた柳原経由(要するにいつもの柳原御野場線)
だったが土手長町が封鎖に。
そこで次は水色の新国道茨島経由に変更。
いわば新港線と茨島御野場線の折衷みたいなルート。
だが、今度は中央通りが冠水のため、赤色の川反入口から警察署→千秋トンネル経由になる。

朝の2丁目橋。

ちなみに、卸センターから買物広場までは乗り降り不可能。
今は中央通りが復旧のため、水色になったが、これは当分続きそう。
旭川太平川結節部。
渦を巻いている。
もしこのあたりも冠水したら今度は新屋西などの通る川尻回りか、大昔に廃止された山王新町経由になるかいよいよ茨島経由御野場復活や茨島経由仁井田御所野誕生になっていたのだろうか。

明日からまた雨が強まる。
木曜までは警戒とのこと。

【追記】南大通りの安全が確保されたため、18日からは牛島や柳原経由の路線は南大通り経由に変更。楢山大回りも。
これは上北手線ルートを踏襲となる。

秋田豪雨〜報道映像から〜

2023-07-15 23:30:18 | 災害・地震・防衛・防災
ニュースでも御存知の通り、秋田市は歴史的な豪雨。
2017は県南、2022は県北が被害を受けたが今回は秋田市直撃。
どうやら南の湿潤な暖気が太平山に当たり雲を増やしているよう。

どうなってるか、取材ままならないんでフォーマット集みたいに報道映像切り出しでまとめます。(時系列はズレてます)
梅雨前線がもたらした雨は今回東部を直撃。
太平川が広面(昨年の桜取材しましたな)で決壊して甚大な被害が始まる。

仕事など関係なくこんなメールが来たからわかるだろう。
広面はすっかり水に浸かりスーパーのリニューアルも中止に。
一気に一気に上がったよう。
猿田川(ツルハ横)も増水。

大住も浸水。
他に北の暴れ川新城川や草生津川も増水。

都心部だけでなく北部や添川も被害。
広面は完全に水没。

NHK前。
東通り。
ちなみに前に取材した駅東線は完全麻痺。
しかし、悲劇はこれに終わらず。
明田地下道に水がたまり冠水。
水はけがおいつかなくなり、
ついに南通陥落。

NHKも大々的に。
午後は秋田にUターン赴任してきたばかりの佐藤誠太アナ活躍。
ニュース7もトップ。
アニメになるとL字が消えたりしますが、
今回は出しっぱなし。
さらに、川水が限界突破寸前。
ついに旭川氾濫というとこまで来た。

川反。
もういつ溢れてもおかしくない。
18時前に旭川ダム放流。
一部地域は冠水が始まっている。
水位自体は低下しているが太平川洪水が流れてる場所も。
ずっと同じ位置の雨予想。

ついに雄物川も危険水域に入っている。

雨自体は月曜まで警戒の見通し。
みんなは知ってるがオフは水曜日と金曜日、つまり明日は出勤…

果たして行けるのか。

日本海中部地震から40年

2023-05-26 23:20:00 | 災害・地震・防衛・防災
前も記したが今日5月26日は日本海中部地震があった日。
40年のふしめとして今日はかなり注目されてた。
オフなんで夕方〜夜の特番をすべて見た。

☆秋田では3.11以上のインパクト
東北ではやはり3月11日の東日本大震災のイメージがあるだろう。
しかし、秋田ではこの5月26日はそれ以上である。
小さい頃から防災教育や地域史として刷り込まされていき、生まれる前でもわかるようにしてある。
この時期は避難訓練が組まれ、必ず「みなさんが生まれたあたりには」と日本海中部地震の話がくまれ、それ以外にも先生の思い出や合川の悲劇があちこちで語られた。
同い年な加藤夏希がNHK特番で東日本大震災で詳しく知ったとあるが、南部本荘と秋田市内では被害温度差があったから仕方がないか。

☆秋田市はどれほどひどかったのか
たびたび紹介されるのがこの映像。
コレは今は無いらしいが保戸野のAKTハウジングセンターの様子。
噴水が怒ったかのように四方八方に水を撒き散らす。
場所が場所だけにこれは秋田テレビの独占で、これは必ず5月26日前後になると放送されフジテレビの衝撃映像にもつかわれている。
建物被害もひどかったらしい。
なかでも大町の現イーホテルビルにあった本金デパートが倒壊して死人が出たネタは語り草化しているが、他にも大町は古い建物被害が相次ぎ、城下の古町にかなりの被害を出したよう。
ブロック塀も倒れて死んだ人がいたみたい。

また、道路被害も酷く秋田市ではないが男鹿の水道橋や北部の7号が寸断され北部から秋田に出入り不可能になったらしい。

☆典型的な津波地震

この地震は津波被害が甚大であった。
理由はこの日晴天でたくさんの人が海に出たこと、地震が来ても日本海は津波が起きないという間違えた認識、後述する情報と報道の体制の悪さであった。
主に象徴的な死者は男鹿に遠足に来た合川の小学生、男鹿に観光に来た外人観光客などだがほぼすべての沿岸地域では漁業や海事も含めた死者が出ており、秋田では雄物川河口で船が飲み込まれなくなった人もいたようだ。
もし、早くからの津波認識や報道体制があればもだが、雨なら死者は半減以上だったらしい。
さらに川の河口に津波が逆流。
東日本大震災で仙台平野に黒い津波が奥まで来たが、あれがあったのかと。

☆情報体制の貧弱さ
ABSがまとめた「日本海中部地震報道の記録」ではラジオでは12時間以上伝えたがテレビでは伝えきれなさがあったようにもある。
テレビは当時民放2局で大事な報道しないとならないのに途中TBSやテレ朝を強行しないとならなかった時間があったらしい。
しかも昔は地震報道は軽んじられ東京で流したのはなんと2時間ぐらい!
野球も広島×巨人を延長までして流していたとか。(ラジオは中止)
何より、当時は震度や津波警報システムが貧弱。
現在基準なら秋田市能代市は震度6強以上だったと推定されているが、感覚震度と旧階級、能代市に地震計が無いため秋田市震度5が最高。
あまりにも参考記録感が強くあまり震度には言及しないか当時で〜が必ずつく。
そのため危機意識が小さく、津波警報も今みたいに出せない。緊急地震速報も無いしアラートもない。
あった東日本大震災でも万人単位の死人が出たのにいわんや…である。

☆残された空白域
実はこの地震は県北の海域が震源だが男鹿半島から南側の湾〜酒田にかけてだけ空白域が残された。
県都秋田市や同じく古町の酒田などである。
歴史的にみれば象潟が隆起した象潟大地震以来ないともいわれている。
それより南は2019年山形県(秋田市にも津波あり)、さらに南は地震が頻発していて県南海域だけが不気味に残された。
加藤夏希が本荘で認識が薄いのもこの地震は県北に甚大な被害になったから。
弁当で最後にうまいおかずを残しておくみたいにする気か神様はと。
合川の悲劇では最後にうまいおかずを食べきれなくて亡くなった子もいたのに。
また、土崎新屋下浜あたりだけでなく津波が雄物川や運河まで逆流したら川尻や茨島、御野場、ただでさえ暴れ川の新城地区は目も当てられない被害になる。

☆その後の5.26
県民防災の日として防災認識を確認する日だが、20年を迎えた日になんと夕方に地震が来た。
この年は宮城県地震。
東日本大震災の要因でもある太平洋型地震で、20年の学習はという日であった。
確か副知事が遊び歩いて首になったはず。
こんな恐ろしい偶然もあるな…と思い出したら!

今年は千葉茨城でまた地震が来た。
しかも同じ太平洋型で、やはり40年の教訓を振り返るとかいう中で。
この2つは秋田市でも揺れが確認されている。
こうなると5月26日は地震日かと怖くなる。
よくだるま祭りは雨とか昔のみどりの日は晴れとかあるがこれは…

なお、今日取材に行きたかったが天気で断念した新屋の山王祭が5月26日である。
40年前はどうしたのか。
ちなみに、1月17日の梵天祭りは阪神淡路大震災とかぶり、8月6日の竿燈まつりは広島原爆の日と被る。
この偶然も怖い。
【追記】だるま祭りに雨がふらないと火事になるという言い伝えがあるが、この年は両日晴れ。
住宅火災はなかったが秋田火力発電所で火災が発生。
また、事件もあり仁井田や保戸野諏訪神社が被る6月8日は大阪の池田小学校事件、三皇神社祭が偶にあたる(今年が予定日)7月8日は安倍元首相暗殺という事例が。
祭りファンとしては残念でしかない。

日本は地震国。
どこにいても必ず大地震を受けたことが無い人はいないと言われている。
防災の意識を持ち学習して次に悲しみを増やさないことが大切だ。
(この末文までの初稿字数が3311というのが…)

3.11〜河の流れは静かに〜

2023-03-11 23:16:45 | 災害・地震・防衛・防災
佐々木朗希、勝ち投手!
東北に捧げました。

楢山・刈穂橋より。
あの日は東北寒かったですが、今日は穏やかな春空。
花粉も飛んでました。
河の流れも穏やかに。

ただ、だんだん震災が風化してきつつあります。
今年も消防署などは半旗で46分にはサイレンがありましたが秋田テレビは黙祷時間にフジテレビの特番をやらず、テレ東の旅番組なんかをやっていました。
世間話からも今日のネタは消えつつあります。