今シーズン初のJFL観戦、チームとして印象に残ったのはファジアーノ岡山ネクストでした。
Jリーグ所属クラブで第1種(18歳以上)セカンドチームを持っているチームは少なく、ジェフリザーブスが2011年JFL退会と同時に解散したようにセカンドチームそのものがなくなってしまうケースもあります。
今シーズンから昇格したファジアーノ岡山ネクスト、JFLガイドブック確認しましたが、登録選手16人、1986年生まれの選手2人いますが、1994・95年生まれの選手が10人と完全に『若手選手育成』といえるチームです。
セカンドチームを保有していないチームでは練習試合でしか試合をするチャンスがない点を考慮すると、セカンドチームで一番高いレベル(JFL)で公式戦を行える環境は恵まれているといえます。
ただし、恵まれている半面、『トップに上がれる力を示さなければならない』という一面もあります。登録選手が少ないことで試合出場のチャンスが多いですが、下の世代もどんどん上がってくるので力示さなければ生き残れないことも事実です。またJFLは全国で争うリーグ戦ゆえ、参戦費用の問題も出てきます。(少なくとも数千万はかかります。クラブにとって負担は大きいです)
今後、J所属のセカンドチームがどれだけJFL昇格してくるかはわかりませんが、ファジアーノ岡山ネクストが1つの事例となって後に続くセカンドチームに(JFL目指すか否かの)指標になっていくのが理想です。