ロールスロイス シルバーシャドー レストア No3
R/Rシルバーシャドーの内装レストアNo3です 前回は大まかな感じでフロントシート復元の工程を、
ご説明させて頂きましたが、今回はもう少し詳しく・・・
フロントシートの座面部分はシートフレームの中にスッポリはまっている状態ですので、シートのフロント部分を
持ち上げますと簡単に外れます。
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裏側は黒い帆布を全周手縫いで縫製してあります。
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縫製いしてある糸を解きますと中のスプリングが見えてきます。
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更にレザーをフレームに留めてあるリングをカッターで切断して表皮を剥がして行きます。
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そうするとシートフレームにシートの縫いのセクションに布を縫い付けて各部に接着剤で止めてあります。
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その上からウレタンを挿入して、更にパイピングの部分をウレタンに接着してあります。
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この手法はシートウレタンがソフトでも、各セクションごとにフレームに留めてありますので、乗車後も
シートのシルエットが崩れにくいのが特徴です。
現在ではこの手法はコストと製作時に時間が掛かるので、ベンツの一車種に確認できる位です。
更に表皮を完全に剥がしますと、 麻布に巻いたフレームとシートウレタンに分かれてきます。
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経年変化で痛んだ麻布を取り換えます。
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今回の使用レザーはR/R社純正採用の Connolly leather Autolux カラーナンバーA3171のレッドを使用致しました。
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この年代のR/R及びベントレーを修復するのには欠かせないアイテムが3点あります。
先ずは釘ですね
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この釘は 日本では曲がり釘と通称言っておりますが、正確にはTACKSと言います。
特徴は釘の先端が鋭い四角形にカットしてあり、木質パネルを多用するR/Rならではの釘です。
内張りの表皮を内張りのパネルに充て上からTACKSを打ち込み、貫通すると先端が簿でいのスチールパネルに当り
自然にクリップみたいに曲がり、抜けなくなります。
曲がった状態の写真です。
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次もやはり釘ですが、スクリュー状態になっていて、直接ボディー内側のスチールパネルに打ち込みます。
主にカーペット及び内張りパネル等を止めるのに使用致します。
使用している車種はR/R・1960年代までのBENZが使用しています。
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次の画像はドアー内張りのパネルを止めているクリップです。
シャドーの内張りのパネルは木製合板の3mmを使用しておりますが、製作時から長期にわたり雨等の
水分を吸ったために風化が最も激しい部分ですので、パンル交換は避けられませんね。
その時に取り換えるクリップです。 R/R社純正部品です。
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その他いろいろな部品を取り換えたりいたしますが、鉄板を打ち抜く釘は世界的に貴重品です。(小さい物ですが)
後2週間もすれば涼しくなると思います、涼しく為りましたらクラシックカーを楽しんで下さい。
今回は少し長くなりましたので、続きはまた次回に…
クラシックカーは文化財で芸術品です 是非大切して下さいね。
自動車内装 及びレザー製品のご相談はhttp://www.foxhead.co.jp 又はinfo@foxhead.co.jpまでお気軽にご相談ください。
R/Rシルバーシャドーの内装レストアNo3です 前回は大まかな感じでフロントシート復元の工程を、
ご説明させて頂きましたが、今回はもう少し詳しく・・・
フロントシートの座面部分はシートフレームの中にスッポリはまっている状態ですので、シートのフロント部分を
持ち上げますと簡単に外れます。
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裏側は黒い帆布を全周手縫いで縫製してあります。
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縫製いしてある糸を解きますと中のスプリングが見えてきます。
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更にレザーをフレームに留めてあるリングをカッターで切断して表皮を剥がして行きます。
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そうするとシートフレームにシートの縫いのセクションに布を縫い付けて各部に接着剤で止めてあります。
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その上からウレタンを挿入して、更にパイピングの部分をウレタンに接着してあります。
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この手法はシートウレタンがソフトでも、各セクションごとにフレームに留めてありますので、乗車後も
シートのシルエットが崩れにくいのが特徴です。
現在ではこの手法はコストと製作時に時間が掛かるので、ベンツの一車種に確認できる位です。
更に表皮を完全に剥がしますと、 麻布に巻いたフレームとシートウレタンに分かれてきます。
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経年変化で痛んだ麻布を取り換えます。
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今回の使用レザーはR/R社純正採用の Connolly leather Autolux カラーナンバーA3171のレッドを使用致しました。
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この年代のR/R及びベントレーを修復するのには欠かせないアイテムが3点あります。
先ずは釘ですね
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この釘は 日本では曲がり釘と通称言っておりますが、正確にはTACKSと言います。
特徴は釘の先端が鋭い四角形にカットしてあり、木質パネルを多用するR/Rならではの釘です。
内張りの表皮を内張りのパネルに充て上からTACKSを打ち込み、貫通すると先端が簿でいのスチールパネルに当り
自然にクリップみたいに曲がり、抜けなくなります。
曲がった状態の写真です。
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次もやはり釘ですが、スクリュー状態になっていて、直接ボディー内側のスチールパネルに打ち込みます。
主にカーペット及び内張りパネル等を止めるのに使用致します。
使用している車種はR/R・1960年代までのBENZが使用しています。
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次の画像はドアー内張りのパネルを止めているクリップです。
シャドーの内張りのパネルは木製合板の3mmを使用しておりますが、製作時から長期にわたり雨等の
水分を吸ったために風化が最も激しい部分ですので、パンル交換は避けられませんね。
その時に取り換えるクリップです。 R/R社純正部品です。
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その他いろいろな部品を取り換えたりいたしますが、鉄板を打ち抜く釘は世界的に貴重品です。(小さい物ですが)
後2週間もすれば涼しくなると思います、涼しく為りましたらクラシックカーを楽しんで下さい。
今回は少し長くなりましたので、続きはまた次回に…
クラシックカーは文化財で芸術品です 是非大切して下さいね。
自動車内装 及びレザー製品のご相談はhttp://www.foxhead.co.jp 又はinfo@foxhead.co.jpまでお気軽にご相談ください。