フリースタイル社員の部屋

フリースタイルのスタッフがリレー形式で綴るブログ。投稿をお楽しみに!

飽和した世の中・・・

2011年04月25日 | その他
今から数十年前、生まれた場所は東京都葛飾区亀有。
今では、「こち亀」で有名な場所。

物心ついた頃の記憶にあるのは、亀有警察署の裏にあるアパート暮らし。
1Kで風呂なしの3人暮らし。
次に引っ越したのも近くに流れる中川沿いのアパート。やはり、風呂なし。
中川の土手で暗くなるまで泥だらけになって遊んだ記憶がある。
そして近所の銭湯に通う日々。

当然、コンビニエンスストアなど無い時代。カップラーメンも無い。
幼稚園の頃のおやつといえば、母親が働いていたパン工場から
持ち帰ってくるパンの耳。チョッといい時は、カステラの切れ端が
当たり前だった。
八百屋さんが自宅の友達の家の倉庫に潜り込んで
インスタントラーメンをそのまま粉末スープをかけて食べた事も。
近所の中華屋さんにホームランバー(アイス)を買いに良く行った。
結構あたりが出た。
道端で10円を拾うと亀有警察署に持って行き、おまわりさんの小銭入れから
10円をもらった。当時は、意味など分からなかった。

時代は、もろ「ALWAYS 三丁目の夕日」そのもの。
白黒テレビがあれば良い方だった。
家に電話がある所は数少ない。

都民の証である「カッパバッチ」を持っている。
都民の日は、東京タワーなど無料だったけど、今は、どうなの!?

テレビ出演をした事がある。
日本テレビで朝に放送していた「おはよう。こどもショー」、ロバくんに
人参を持って行き体操をした。

高度成長の中、物がなかったがそれなりに充実していたかも。

現在は、液晶テレビが各部屋にあったり、パソコンにゲーム、コンビニ。
子どもは、子ども部屋を与えられる世の中。
デジタルな世の中に。

今回の震災で本当にデジタルが良いのか!?
アナログの方が災害時は役に立つのでは!?
そんな事を感じた。

電気・水道・ガスなどのライフラインが途絶えて世の中の便利さに気づいた
人も少なくないのでは・・・。
自分は、物の無い時代を経て宮城県沖地震と大雪による鉄塔が倒れて停電や
今回の震災も経験した。
ご近所さんとの助け合いの重要性を痛感している。

フリースタイルのみんなは、普通に働き出しているけど今現在も家を失い、車を失い、
仕事の失い、家族を亡くした人も大勢います。
当たり前の事が当たり前である幸せをしっかり感じて、もっと過酷な状況下で
頑張っている方々に少し自分自身が我慢して何でもいいから協力・助け合えるように
しよう。

テレビでこの前やっていたのですが、「働く」とは・・・傍を楽にすること。
家族であったり、ご近所さんだったり友人だったり、まわりの人を楽にすることだそうです。
自分さえ良ければは、ダメ。チーム・プロジェクトで仕事をする時を考えてみて下さい。
自分の分が終わればいいですか? 違います。
サッカーなどのスポーツも同じです。
試合終了間際、みんながキツイ時に一人がチョッと無理して
頑張れば、他の人が楽になります。
キツイからと諦めれば、回りの人みんながもっとキツクなります。
23日のJリーグ再開幕戦のベガルタ仙台のように、
足が攣った太田選手のゴール!
鎌田選手のようにゴールするまで残り時間が分からないくらい。
そんな選手たちが動き続けたから逆転勝利したと思う。

震災の被災者、原発で避難を余儀なくされている方々のために
相手を思いやる気持ち、チョッとの我慢。

人が人である為に。
日本人らしさ。
東北人の粘り強さ。

復興まで先は長いけど、がんばりましょう!

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