英語学習は続く・・

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怪人二十面相 5

2022-10-05 23:18:36 | 怪人二十面相

 羽柴家の近所は、おまわりさんの一家が住んでおりましたが、近藤支配人は、そのおまわりさんにたのんで、非番の友だちを交代に呼んでもらい、いつも邸内には、二―三人のおまわりさんが、がんばっていてくれるようにはからいました。

 Mr. Kondo asked a policeman living nearby to call other policemen off the duty and there would be a few policemen around the mansion all the time.

 そのうえ壮太郎氏の秘書が三人おります。おまわりさんと、秘書と、猛犬と、このげんじゅうな防備の中へ、いくら「二十面相」の怪賊にもせよ、しのびこむなんて、思いもよらぬことでしょう。

 On top of that Soutarou has three secretaries. Into this heavy security by some policemen, secretaries and an aggressive dog, even "Twenty Faces" wouldn't imagine sneaking in.

 それにしても、待たれるのは、長男壮一君の帰宅でした。徒手空拳としゅくうけん、南洋の島へおしわたって、今日こんにちの成功をおさめたほどの快男児ですから、この人さえ帰ってくれたら、家内のものは、どんなに心じょうぶだかしれません。

 All things considered, the homecoming of the eldest son Souichi was the thing they looked forward eagerly. The fine fellow with big success from southern island must be the huge hope for the family.

 さて、その壮一君が、羽田はねだ空港へつくという日の早朝のことです。

 Now, this is the early morning of the day Souichi is arriving at Haneda airport.

 あかあかと秋の朝日がさしている、羽柴家の土蔵どぞうの中から、ひとりの少年が、姿をあらわしました。小学生の壮二君です。

 A boy came out from the Hashibas' storehouse in the early bright sunshine. It was the schoolboy Souji.

 まだ朝食の用意もできない早朝ですから、邸内はひっそりと静まりかえっていました。早起きのスズメだけが、いせいよく、庭木の枝や、土蔵の屋根でさえずっています。

The breakfast was not yet ready, the mansion was quiet. Only sparrows were chirping on the branches or roof of the storehouse vigorously.

 

数日サボってしまった。。