残月録

残月がやがて消えていく間にも、私の日常生活の中に何か一瞬の輝きを求めて写真を撮っています.

東風吹かば

2021-02-16 13:11:11 | 日記
東風吹かば 匂ひおこせよ梅の花
主なしとて 春を忘るな
        菅原道真

梅といえばこの一句が万人に知られるところで、
九州太宰府天満宮の梅が有名です。
右大臣まで上り詰めた道真が
陰謀策略渦巻く京から南の果て
九州まで流されたその悔しさは
はかりしれない。そのすさまじい怨念を抱いたまま
憤死し怨霊となって京都へ帰ってきます。
天皇の子や時の執権、藤原の子孫を
次々と死に追いやり、その靈を鎮めるために
京都北野天満宮を建立したにも
かかわらず、宮中紫宸殿に雷を落として大火を起こし
天皇や貴族多数の死者だします。

とまぁ菅原道真公の話はこまでで
後半は下ネタになるので興味のある方
だけ読んで下さい。

















私が中学生の時、国語の教師が人生に疲れたような
先生で長い竹竿を持ってボソボソ授業するのです。
日頃から鬱陶しい奴だと思っていたのですが、
ある時授業に上記の和歌が出てきて、
「東風吹かば、匂い起こせよ我がおなら 以下略」
と言って出席簿で頭叩かれました。
以来東風が吹けば私のなかでは「おなら」です。
「屁をひってもおかしくも無し独り者」
「嫁の屁は五臓六腑を駆け巡り」

「屁くらべ又はじまるぞ冬ごもり」
          小林一茶