残月録

残月がやがて消えていく間にも、私の日常生活の中に何か一瞬の輝きを求めて写真を撮っています.

怪談のっぺらぼう異聞

2021-03-31 15:17:48 | 日記
江戸に警告坂(現在はK国坂とも呼ばていれる)
と言うところがありまして
、そこはムジナが出るというので
有名でした。だから夜中には誰も
通りません。ある時、木戸が閉まるので
あきんどが嫌々ながら警告坂を
急いでいました。坂の途中に来ると
若い女性が”めそめそ”泣いています。



こんな所にいるのは夜鷹かなと思いつつ
「もしもし娘さん、こんな場所に
いたらムジナが出ますよ」
「こちらを向いて元気をお出し」
若い女がゆっくりふりむくと
      ・
      ・
      ・
      ・
      ・


「わぁぁ・・・・・・・・・でっ、出った・・・・・・」
あきんどは転がるように坂を駆け下りていきました。
遠くに小さい明かりが見えてきました。
あきんどはあわててその家に飛び込みました。
家の中にはおばあさんが一人いて
「出た、出たんだ、おばあさん、ノッペラボウが出たんだ」
「そうかい」と言って、おばあさんがふりむいて
「こんな顔だったのかい」
「わぁ出た、助けてくれ、夜鷹のサギババーに、せっ、千年憑りつかれる。
 助けてくれ・・・」
       ・
       ・
       ・
       ・
       ・
       ・


      おしまい


狂歌の替え歌

2021-03-27 11:51:15 | 日記
「世の中に蚊ほどうるさきものはなし

 文、文といって夜も眠れず」



作者と言われている(本人は否定)
太田南畝の狂歌を少し
拝借させて頂きました。
本当にK国は鬱陶しい。

ところで
「泰平の眠りを覚ます上喜撰(蒸気船)
たった四杯(四隻)で夜も眠れず」
「白川の清きの魚すみかねて
もとの濁りの田沼こひしき」
社会の教科書で見ましたよね。
狂歌は和歌、短歌の一種で
五、七、五、七、七で難しそうですが
誰でも簡単に作れる方法があります。
「金欲し符号」とよばれ
五、七、五の下の句に
「それにつけても金の欲しさよ」
を付けるだけです。
チョットやってみます。
「君が為、春の野に出で若菜摘む
それにつけても金の欲しさよ」




思い出のグリーン・グラス・ホーム

2021-03-23 16:26:13 | 日記


汽車から降りたら 小さな駅で
迎えてくれる ママとパパ
手を振りながら呼ぶのは
彼の姿なの
思い出のグリーン・グリーン・
グラス・オブ・ホーム
帰った私を迎えてくれるの
思い出のグリーン・グリーン・
グラス・オブ・ホーム

朝に死を迎える私が夕べ見た夢は
両親と彼が迎えてくれる
暖かいふる里だった。
トム・ジョーンズ・が歌って
一躍世界に広まったこの歌は
なんと切ないうたなんだろう。
何とかイメージを写真にしたかった。


令和3年春のお彼岸

2021-03-21 13:13:51 | 日記




今日はお彼岸の中日ですが
あいにく朝から雨で外出も
ままならず。
おはぎとお花を買ってきて
仏様にお供えをして心静かに
一日を過ごします。
あっ!誤解がないように
言っときますが決して
新興宗教ではありません。
悪人ですから親鸞聖人の教えを
守って極楽浄土に行きたいものですが。
しかしもう遅いか!