(生駒山系)
(六甲山系)
集中豪雨に土砂災害が治まったと思えば、
天上に雲1つなく紺碧の青空。
太陽を背に空を見上げると、万物にその生を見出した、
金子みすゞの詩をフト思い出した。
「星とたんぽぽ」
青いお空のそこふかく
海の小石のそのように
夜がくるまでしずんでいる、
昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬけれどもあるんだよ。
ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきに、だァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬけれどもあるんだよ。
詩:金子みすゞ