「英霊の言の葉」は幕末から明治、大正、昭和にかけて国難立ち上がった
先人達の遺稿集を靖国神社が発行している。
全十一輯あり。その一輯を買って帰ってきた。
その内容のほんの一部だけ紹介する。
先に述べたように靖国神社には幕末からの英霊の御精神を祀る神社。
従って日本人の誰がお参りしても他国の干渉を受けるべきものではない。
「靖国の社頭で」
一、生を享け二十二年の長い間、小生を育まれた
父母上に御禮申し上げます。
一、親不孝の数々お許し下さい。
一、小生の身体は父母のものであり、父母のものでなく、
天皇陛下に奉げたものであります。
小生入隊後は無き者と御覚悟下さい。
一、小生も良き父上、良き母上、良き妹二人を持ち心おきなく
大空の決戦場に臨むことが出来ます。
一、父上も好子、壽子を小生と心得御育み下さい。
一、母上、父上の事末永く呉々も御願ひ申上ます。
一、父、母上の、また妹の御健康をお祈り致します。
父さん 大事な父さん
母さん 大事な母さん
永い間、色々とお世話になりました。
好子、壽子をよろしくお願い致します。
靖国の社頭でお目にかゝりませう。
では参ります。お身体をお大事に。
海軍少佐 永尾 博 命
神風特別攻撃隊第三草薙隊
昭和二十年四月二十八日沖縄近海にて戦死
享年二十二歳
”英霊に感謝と畏敬の念をもって敬礼”