残月録

残月がやがて消えていく間にも、私の日常生活の中に何か一瞬の輝きを求めて写真を撮っています.

蒼天

2021-08-29 12:13:46 | 日記

             (生駒山系)


             (六甲山系)

集中豪雨に土砂災害が治まったと思えば、
天上に雲1つなく紺碧の青空。
太陽を背に空を見上げると、万物にその生を見出した、
金子みすゞの詩をフト思い出した。

  「星とたんぽぽ」
青いお空のそこふかく
海の小石のそのように
夜がくるまでしずんでいる、
昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬけれどもあるんだよ。

ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきに、だァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬけれどもあるんだよ。
  詩:金子みすゞ



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