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現在地を確認できるGPSの今と未来

2010-05-20 | その他
カーナビや子ども・徘徊老人の位置確認から動物の生態調査まで、アイデア次第で広がるGPSの様々な使い方。

■GPSシステムとは
Global Positioning System(全地球測位システム)は、元々アメリカが軍事目的のために1970年代初頭から開発を行い、運営をしている地球上の現在位置を調べるための衛星測位システムです。



■GPSの仕組み
高度約2万kmに24基のGPS衛星と予備の8基で全地球をカバーできるようになっています。
そのうち4つ以上の衛星から信号を受信し、緯度、経度、高度を特定することで現在地が分かる仕組みになっているのです。

GPS衛星は、約7年半で寿命を迎えるため、毎年のように新しい衛星を打ち上げて軌道に投入しています。
アメリカはこのプロジェクトに約120億ドルの巨費を投じたとされており、現在も現役の軍事用システムとして使用されています。



■民間利用は1980年から始まる
民生用GPS受信機は当初、航空機、船舶、測量機器、登山用に利用されてきましたが、近年では自動車(カーナビゲーション)や携帯電話、ゲーム機などにも搭載し利用されています。
また携帯電話において日本では緊急通報時の位置通報システムへの対応として、2007年から原則として携帯電話にGPS機能内蔵が義務化されています。



■GPSの今後
現在、GPSを利用して撮影場所を画面に記録するデジタルカメラや、スポーツの分野ではGPSでペース分析を行い指導をデータ化するなどされています。
また、気象の観測にもGPSが活用されており、今後もアイデア次第で新しい使用方法が益々増えていきそうです。
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