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地域力の向上を図る太宰府コミュニティ無線

2011-11-10 | デジタルMCA
 2003年に太宰府市観測史上最高となる雨量を記録した際、かつての被害を教訓に災害時の行動計画を備えていましたが、豪雨の発生が未明のために初動が遅れ、市から住民への情報提供手段も広報車からの放送のみで迅速な情報提供ができず、災害対応の課題を残しました。
 その後、情報網を整備するにあたり、同報系無線であるデジタルMCA無線を採用しました。
多彩な通信形態が可能で、安価な費用面も選んだ理由のひとつです。
スピーカーなどの既存設備と接続できるので、商店街や小学校、消防団など地域の設備を活用することで大幅なコスト削減ができ、2007年5月に開局しました。
 太宰府コミュニティ無線の大きな魅力は、祭りや廃品回収のお知らせなど、地域に密着した情報を流す「コミュニティ放送」として利用することです。有事のためのシステムが町内会のコミュニティの活性化=地域力向上に役立ちます。
 非常時と平常時のどちらのシーンでも活躍するデジタルMCA無線。
今後さらに信頼性を高めていくために配備状況の検討・見直しを続けていく予定です。
同報系無線網を地域に根づかせ、確実に役割を果たせるものへ育てるために太宰府市は長期的な視点で取り組みを続けていきます。
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