太めに紡いだ手紡ぎ綿の糸を経糸 (たていと) に使って、こんなマフラーを織ってみた。
約15cm×160㎝ (房込み)。
かわいいでしょ!
アップはこんな感じ。
緯糸 (よこいと) に特徴があるのだが、さて、分かるだろうか?
そうです、結び糸を使ったのだ。 段染めではないよ。
シャツ地を織ったとき、布の両端にはどうしても切って捨ててしまう糸ができる。
でも、自分で染めた糸は捨てがたく、後生大事に貯めてあったりするのだ。
緑系は4月16日にアップしたけれど、ピンク系も医者の待ち時間等に結んでいた。
紡績糸の綿糸、シルケット加工で30/2番手。
後ろのピンボケが経糸に使った手紡ぎの綿糸。 アジア綿。
で、こんな機 (はた) で織っていた。 機草 (はたくさ) がダサくて写真写りがよくない。
子供のおもちゃ用の!?リジッド機だ。
リジッド機というのは、綜絖 (そうこう) と筬 (おさ) が一体化しているのが特徴だ。
で、機と一緒に来た綜絖 (といっておこう) の密度が荒いので、もう少し混んだものを買った。
4本/cm に 2.8番手 (綿番手) の経糸で、これでも充分スカスカだけどね。
幅が一番狭いものを探したんだけれど、それでも、機の幅より広い。
まあ仕方ないな。
本当はもうちょっと幅を広くしたかったりするが、この機ではもう限界。
最大19cmで、スカスカのせいか水通ししたらずいぶん縮んだ。
いまやリネンマフラー御用達の学園手機でもいいんだけれど、
まだ糸がかかっているし、しばらく経て継ぎで使いたいし、
このマフラーを幅広にしようとすると新たにリジッド機を買わなくてはならない。
こんどは2000円ってわけにはいかないし、そこまでする気が沸いてこないんだよなぁ。
まあいいじゃん、15cmでも。
これで織るのに、綴れ織りに向いている、薄くて掬いやすい杼 (ひ、シャトルともいう) を
なぜか持っていたので、重宝した。
やっぱりさほど開口はよくないからね。
いちいち付属の板杼に手巻きするような気力もないし。 (それなりに細いんです、緯糸は。)
試し織ではあったんだけれど、自分としてはなかなかの好感触なので、
さあ慌てて糸紡ぎだ!?
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太めの経糸でも緯糸しだいでこんな繊細な感じになるんですね。
それから両端の切った糸、私も勿体無くてすてられないでいるんですけど、結んで緯糸に使うなんて考え付きませんでした。
今度、真似させてもらいますね。
すみません、レスが遅れて。
いま 創造の森上野村フェスティバル なんです。
このマフラーを織るのにはいくつか要因があります。
ひとつ目:シャツ地用にしばらく細い糸を紡いでいましたが、
あれですっかり懲りました。
それでつぎは太い糸を紡ごうと思っていたんです。
ふたつ目:結んだ糸がだいぶんたまってきたのですが、
あれを何に使おうかあれこれ考えていたんです。
みっつ目:少し密度の濃いリジッド綜絖を買ったけど、
あれを使ってないよなぁ、と思ってたんです。
よっつ目:処女作http://blog.goo.ne.jp/fuiriyamabuki/e/7d101417af50d501c75a8f20f2250d56のあじわいをまた出したい、と思ってたんです。
出てないけど…。
ああ、いつも長くてすみません。
tea time さん、どんどん素敵なマフラーを織ってますね!
コメント入れそびれて、すみません。
いろいろな色を取り混ぜて糸を結ぶの、また新しい糸の創造で面白いですよ。