グレッチェン・パーラト ライブに行ったあと宿をとり、翌日は久しぶりにトーハクに行った。
ガッツリという気分ではなかったので、東洋館をいつもと違う順でかいつまんで観た。
いきなり地階に下りて、東南アジアの遺物を観る。
いつもだと2階に上ってインドガンダーラの色気のある仏像から始めてそのまま上階に上っちゃっていたからなあ。
👆 斧の刃の部分。カーブが美しい。
キャプション。
斧 インドネシア ジャワ島出土 初期金属器時代 2~5世紀
仏像の頭部。見慣れた日本のものやガンダーラのものやアンコール遺跡のものとお顔が違う。
くっきりした稜線がすっきりしたラインを描いて端正だ。
キャプション。
仏陀頭部 タイ アユタヤー時代 15世紀
これも仏像の頭部だが、らほつが隠れている。
キャプション。
宝冠仏頭部 タイ アユタヤー時代 16~17世紀
キャプションその2。
トーハク東洋館の地階にはインド近辺の染織の展示も充実している。
これは白く透ける生地に小さな模様を散らし、ゴージャスなペーズリーや金の縁取りが美しい。
縁に柄があるのが使い勝手がよさそうだ。
キャプション。
ショール 白地花文様縫取織 バングラデシュ ダッカ地方 木綿 撚金糸 撚銀糸
織り技術が高い、とある。織るまえの糸を細く作る技術も高い。
そういえば、トヨタテクノミュージアム産業技術記念館でカールツアングス縫取織機を見たなあ。
今度は経緯絣(たてよこかすり)。華やかだが対称軸の多い形の文様は安定していて、見るものを突き放さない。黒の端に赤がわずかににじんでいるのがよい。
キャプション。
パトラ 黒地花丸文様経緯絣 インド クジャラート 18世紀 絹
今度は東洋館の上階に上る。画像石とか甲骨文字とか青銅器とか玉とか、中国の古いものは外せない。が、写真は撮らなかった。
これは中国の染織だが、織ったものをさらに加工したパッチワーク。
刺繍が素敵だったが、アップ写真を撮り忘れてしまった。残念。
キャプション。
打敷 五彩緞子縫い合わせ草花文様編繍 中国 明時代 16世紀
トーハクはいつ行っても楽しい
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