昨年11月末に、受講していた松本市音楽ホールのチェンバロ講習会の最後の仕上げであるところの発表会が無事すんだ。その話やチェンバロの話はまた別の記事にしたいと思っているので ここではそれにふれない。
その発表会を見に母が神戸の方から松本まで来てくれたのだ。それで、車に母を乗せて実家へ帰った。年末年始の混む時期に神戸の方へ行きたくなかったので、一足早く移動したわけだ。
中央自動車道が東名高速道路に合流する17kmほど手前の虎渓山PAに車を駐車したまま てくてく歩くとなんと国宝を見ることが出来るので、せっかくだからそれを母に見せようと思ったのだ。
ただし、虎渓山PAは上りのみなので、松本から神戸へ向かっているときに寄ることは出来ない。それで多治見ICで高速道路を一旦おりた。
なぜそのようなことを知っているのかというと、9年ほどまえに神戸の方から群馬へ帰るときに虎渓山PAに車を置いて歩いたことがあるからだ。
虎渓山 永保寺 HP
👆(トップの写真) 前回にも見た「下乗」という看板。同じ物のように見える。長持ちしているのは屋根の効果だろうか。
「下乗」という言葉はそのとき初めて知ったよ。
げじょう と読み、乗っている物から降りること、神社・仏閣などの境内に車馬を乗り入れてはならないこと、貴人に対する礼として馬からおりること、という意味だそうだ。
見事な紅葉の下をくぐり、
坂を下る。
坂の下に開けるのは境内だ。
紅葉は赤いしイチョウは黄色いし松は緑だし カラフルだ。11月末といえども晩秋とはいいがたい。
上の写真の右手の紅葉のかげにあるのが国宝の観音堂。
観音堂についてはその2で取り上げる。
上の上の写真でほぼ中央、イチョウのまえに写っている灯籠。
だらりとした釉薬が唐三彩のような、深緑が織部焼のような感じで、灯籠の火を入れるところ以外は焼き物に見える。多治見市は美濃焼の産地だもんな。
虎渓山 永保寺へ行った。その2 へつづく
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