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ブルーノート東京でムーンチャイルドライブを観た 翌日は、トーハクで 特別展「名作誕生-つながる日本美術」 を観た。
トーハクは本館だけでもうお腹いっぱいな展示なのだが、この特別展は更にそれを濃くしたような内容だった。
ほとんどお寺から出てこないような仏像が来たり、これぞ日本のお宝という構成だった。
撮影できないので大してあれこれいえないのが残念。 わたし的には、
・普賢菩薩像 のていねいな筆致に感動した
・本物の若冲をじっくり観ることができた
・風俗図屏風(彦根屏風)をじっくり観た
・洛中洛外図屏風舟木本に狂喜した という4点。
箇条書きですみません。本物ってオーラが違う。生きているうちに観れてよかった。
洛中洛外図屏風舟木本は e国宝 にかなり拡大できるのがアップされているのでリンクを貼る。★
なんと皆生き生きとしていることよ!
いろいろなお店が軒を連ねていたり、客引きのおねえさんがいたり、あれ坊主が、あれ武士が、南蛮人?いやコスプレだそうだ、などなど、この細かく生き生きした感じは、かこさとし!?
ちょうど家に『ニッポンの国宝100 26号』があってその風俗を面白おかしくピックアップしてあったのでより楽しめた。
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特別展から退場して、平成館の1階の企画展示室ではなぜか子供向けに猿関連の展示があった。そのなかの2つ。
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キャプションによると、
天と地を作るハヌマーン 乳海攪拌の二(神猿ハヌマーン) アンコール・ワット廻廊第四壁
拓本 掛幅 昭和時代・20世紀
ヴァースキという大きなへびの神さまをを山に巻き付けて、天と地を作っている場面です。もともと、この物語にはハヌマーンは登場しませんが、アンコール朝の人びとにとっては、親しみのある神さまだったのでしょう。
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敵に向かうサルの兵士 ラーマヤーナ(原文ママ)の一(猿軍の戦闘) アンコール・ワット廻廊第八壁
拓本 掛幅 昭和時代・20世紀
インドの叙事詩『ラーマーヤナ』に書かれた、サルたちの戦いの場面です。ハヌマーンが大勢のサルの兵士を率いて、敵に立ち向かっています。
ちなみに、こういう「親と子のギャラリー」とかいうコーナーだった。
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今度は本館。思いっきり端折って1Fの近代の工芸だけ観た。
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褐釉蟹貼付台付鉢 初代宮川香山(1842~1916)作 陶製 明治14年 第二回内国勧業博覧会出品
初代宮川香山は海外輸出で早くから功績をあげ、明治29年(1896)に帝室技芸員となる。卓越した技術で写実的な立体装飾を伴う作品を多く作り、本作では荒々しく力強い造形をした深鉢に本物さながらの二匹の蟹が付けられている。明治14年(1881)の第二回内国勧業博覧会出品作。
香山は1年半まえに 藝大美術館でいくつか観た な。
そちらは後期のだいぶんすっきりした作風だったので、こういう迫力バーン!っていうのはやっぱり面白い。
この日は表慶館は開いていなかった。
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正面はなにか工事をしていて写真を撮りたい感じじゃなかった。それで、向かって左の翼。
今日こそはこの左側を通り抜けるのだ!
トーハク法隆寺館に行った。1F につづく
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