年末の丸鶏

もうクリスマスとはいえない。
年末に家族がおおかた揃ったところで丸鶏を焼いて食べた。
1人間に合わなかったが、ケーキは残しておいてあげるので許してくれ。

今回手に入れた鶏は頸がなかったな。
とはいえ頸は食べづらいからそんなに文句を言いたいわけでもない。
それより天板の空きが増えてジャガイモをのせやすかったから
けっこういいかもしれない。

フィリングはいつものレバーとセロリと甘栗（あと玉ねぎとかニンニクとか）。
パン粉を忘れたが、なくてもぜんぜん平気だった。
甘栗も面倒臭がって砕かなかったが、そちらの方が食べた気がしてよかった。
どんどん手抜き、もとい、シンプルになっていくなぁ。

鶏は塩胡椒して焼くまで二晩ほど冷蔵庫に寝かしておいて、
焼く数時間まえには出してして室温に戻す。
オーブは予熱をしない、というケンタロウの教えを守っていきなり焼きはじめ、
途中で2回くらい水を足して蒸し焼きにしたら、
そうしないときより少々火の通りが早かった気がする。
フィリングも熱いうちに入れれば中からも暖まるし。


焼き上がった鶏は余熱のオーブンで落ち着かせてから食卓に出し、
それを夫がバラしてくれて、めいめいで粒マスタードをつけて勢いよく食べていく。
ちょっと屠っている雰囲気だ。　ワイルドなのもまた一興、ということで。

一晩でぜんぶ食べきれなかったが、適当にばらして
余ったフィリングと一緒にパスタに混ぜて翌日のお昼に食べた。

骨も捨てずに水から煮て出汁をとる。　これがおいしい！
白菜やニンジンを適当に炒めてから出汁を投入して煮れば
おいしいスープの出来上がり。

年末の行事がひとつ済んでちょっと安堵する。
翌日はブッシュドノエルだよ。