『銀河鉄道の夜』 ますむらひろし、別役実、細野晴臣 ←検索リンク
すっごく好きな作品だ。
だけど、ビデオでしか手元になく、しかもハードが壊れて久しいので、
DVDをやっと手に入れたという次第。
静かな夜にゆっくり見たい作品。
銅版画家浜口陽三を思い出させるような雰囲気のある絵だ。
音楽が素晴らしい。
絵と音楽がぴったり、一体となっている。
登場人物がほとんど猫なのが、ストーリーに入れるかどうかのポイントだけれど、
原作がますむらひろしのマンガだから、仕方がない。
少しだけ内容に触れる。 (ネタバレ注意!って、この作品を知らない人がいるのか!?)
列車に乗り合わせたタイタニック号の事故にあった人たちだけが猫型ではない、という点が、
とても重要だ。
10年くらい前に観たときには全然気付かなかったが、
彼らの存在はカンパネルラの生き方をあらわしている鏡になっているのだ。
それにしても、宮沢賢治は熱心な仏教徒なのに、
話の中ではキリスト教が出てくる (十字架に向かって手を合わせたり、賛美歌を歌ったり) のが、
不思議だ。
彼にとっての宗教とは、一体どういうものなのだろうか。
宮沢賢治とキリスト教 ←検索リンク (調べだすと、深そうなので、躊躇。)
とにかく、『死』 の色濃い作品だ。
そうそう、人生のそばには常に死がある、忘れないようにしなくては。
↑ 蘭 ソフロレリア‘アリク・チャーム’が咲いた。
一輪だけ、蕾が大きくならないまま開いてしまった。
それが、手前の花の左下に見える、変なこぶのようなもの。
基本的に朱赤は苦手だが、
花が乏しいし寒いし辛い冬には、台所がぱぁっと明るくなるので、
この花は大歓迎。
私も、この作品が大好きです。劇場公開の時、招待券を友達がもらって、一緒に見に行きました。本当にステキな作品でした。宮崎アニメもいいですが、これは、ぜひもう一度見直してほしい作品のひとつです。
命とは何?とか、
友達って何?とか、
当たり前のことを、とても心に響かせてくれるいい映画でした。DVD早速買わなきゃ!
サントラも数限りなく聴きました。
すごくいい映画だと思うのですが、「夜」、「死」がテーマで、
静かでゆったりしているせいか、
どうもうちの子供たちの受けはいまひとつ…。
まったく、お子様なんだから!