今の季節に（7月8月9月）に抜け毛が少ないのはとても危険な症状です。

毛は抜けながら減り、抜けながら増える

先週は、たまたまメールでのご相談が続きました。あくまでも無料の相談ですが、その方々の抜け毛が少ないのに驚きです。

大まかな話になってしまいますが、どの方々もネット上で言われていることや、シャンプーメーカーが推奨する使い方を採っているのですね。

典型的な方法は、シャンプーをマッサージしながら行う方法です。たぶん、このブログを読んでいる人の中には、そんなシャンプー法を採っている方がいらっしゃるでしょうが、そんな方法は止めた方が良いですよ。

理由は、毛穴が開くから。
普通洗髪する時は、温水を使いますよね。頭皮に温水をかけて洗うと誰でも頭皮の緊張が緩むので、毛穴は開きます。この時、シャンプー剤が頭皮に乗っていてマッサージするのは、洗浄成分が毛穴に入り込みやすくなるのです。

洗うだけでも入り込みやすいのに、マッサージしながら3分も4分も5分も頭皮を洗っていると、汚れは落ちるでしょうが、皮脂膜も落としてしまい、洗浄成分が毛穴に入り込みます。

だから、抜け毛は減るのです。ご相談者の抜け毛が少なくなっていて、かつ、頭皮も白いのですね。これで、良い状態になってきていたのなら、私のようなところにご相談にはきませんって。

薄くなる時の抜け毛の変遷

抜け毛を気にされる人が多いので、薄くなる際の代表的な抜け毛の変遷を書きます。あくまでも代表的なものなので、全ての人には当てはまらないことは分かって下さいね。

1. 薄毛が気になっていない時
   ほとんどの人は気にしていないので、多いのか少ないのかは分かりません。


2. 薄くなり始める3年～5年くらい前
   抜け毛の少ない状態が続きます。この時のことが強烈に記憶に残っているので薄くなる時に抜け毛を減らそうとする人が大多数。


3. 薄くなり始める1年～2年くらい前
   抜け毛が少ないのに、なんか毛に元気が無くなってきたり、セットが決まらなくなってくる


4. 薄くなり始める直前～1年前
   抜け毛が少ないのに、細い毛が増えてきて、薄くなる直前には短い先細りの毛が増えてくる


5. 薄くなる時
   毛に不安が出てくるので、シャンプーを変えたり、カラーをしたり、縮毛矯正をしたり、引っ越したり、転職したり、ストレスがあったり、何か育毛のケアを始めたりすると一気に抜け毛が増加する


6. 薄くなり始めて3ヵ月4ヵ月6ヵ月・・・すると
   段々と抜け毛が減ってくる。が、抜けている毛には、細い毛や短い先細りの毛の割合がもっと増えていき、確実に毛を無くすサイクルに入っていく


7. 薄くなり始めて年月が経過すればするほど抜け毛が減っていき、確実に毛が無くなっていく。最終的には、抜け毛がゼロになり、生え変わってくる毛の本数もゼロになる。

とまあ、こんなものですかね。

抜け毛を減らすことが目的ではないはず

このブログを読んでいる方々は、みなさん毛を増やしたいはずです。抜け毛を減らす為に、ケアを考えていないですよね。

毛は、抜けながら減りますが、抜けながら増えるものです。
抜け毛とはそういうものなので、何の根拠もなく抜け毛を減らすことを目的にしてはいけませんよ。

毛が抜けて薄くなるのは、現象面を言っているだけで、根拠にはなりません。

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