育毛の道案内人が綴る事実・現実
育毛を考えるなら、事実と現実を知りましょう。発毛・抜け毛で頭皮と心身を壊して毛を無くしている事実と現実があります。
 



【冷やせば抜け毛は減るけど・・】

前回に引き続き今回も抜け毛の話題。本をご購入下さりご相談にいらっしゃった50歳代の女性の話。

見た目には薄いと言う感じでなかったのですが、妙に毛がヘタッと寝ているような髪の毛をしていました。
髪の毛自体は細くて柔らかい感じで、年齢相応の髪の量かな?と言う感じでした。
でも、分け目が目立つ様になっていて、それが気になるらしい。

よくよくお話をお聞きすると、毛が抜けるのが嫌だから、洗う時も「そーっと」洗い、ドライヤーで乾かすと抜けるので自然乾燥させていたそうです。

そりゃ、自然乾燥させれば気化熱で頭皮が冷えるので、抜け毛は減ります。当然ですよね。冷やせば血流が悪くなるので新陳代謝も悪化するので、毛は抜けづらくなります。

ところが、そんなことをしていても薄くなっていく一方だったので、どこかのネットワークビジネスで仕事をされている人に相談したら、「爪楊枝を20本くらい束ねて、尖がっている方で頭皮をトントンと刺激を与えて、このローションを使うと良い」と教えられて、それを続けていたいたらしい(このブログの読者の方は、こんなことは絶対にしないで下さいね)。

【抜け毛を減らすとは代謝が落ちること】

上記のように、抜け毛を減らすのなら、血の巡りを悪くすれば良いのです。脂漏性湿疹・皮膚炎なんかでも、頭皮を冷やしてあげれば皮膚常在菌の働きが弱まるので抜け毛は減り気味になります。

当然ですが、毛が生育するには毛細血管に血が十二分に巡って来ないと駄目なのですが、抜け毛が減ると次に生え替わってくる毛は育たなくなっていくのです。
そして、怖いことに抜け毛が減った当時は薄毛の進行にストップがかかったように感じるので、多くの場合「これは効果がある方法だ。やっぱり抜け毛が減れば毛が増えるのだ!」と思い込んでしまいます。

ここに大きな落とし穴があります。抜け毛は減った状態が1年2年と続くと、段々と育たない毛=刺さっているだけの毛が増えるようになります。こんな毛はいづれ抜けるので、触ったり・櫛を通したりするだけで簡単にパラパラと抜けるようになります。

ご相談にいらした女性は、ちょうどこの時期に当たっていたらしく、触るとパラパラと抜けるのです。弊社ではお湯だけで頭皮と髪を洗います。この女性の場合は何の抵抗もなく簡単に抜ける毛は200本以上ありました。本当にすごい抜け毛の本数です。

【次の毛が育たない状態になっていく】

この抜け毛を怖く思う人は多いでしょうが、本当に怖いのは抜け毛を減らした結果、次の毛が育っていないことなのです。

毛は常に生まれ替わっているので、抜けた毛と同じ太さで寿命の毛が育っていれば、どんなに抜け毛が増えても薄くはなりません。一時的にボリウムダウンしても必ず元に戻ります。

ところが、抜け毛を減らしてきた場合や1年2年と自然脱毛で増える時に増えていなかったりした場合には、次に生まれ替わってくる毛が、抜けた毛よりも細く寿命も短くしか育たなくなってしまうのです。
特に、異常に抜け毛のない期間が長い場合は、次に生まれ替わるべき毛が無くなっていることもあり得るので、抜け毛が減り続けるのはとっても怖いことなのです。

たまたま今回は、抜け毛を減らしていた女性の話ですが、抜け毛が増える7月~10月くらいに抜け毛が少ない状態が1年2年と続いていると、その後がとっても怖いので、抜け毛を減らそうとか抜け毛が減るのが良いことだなんて考えないで下さい。

抜け毛の増減で育毛法や育毛製品の良し悪しを計っていると大きな間違いを犯します。


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