育毛の効果を発毛することに置いている限り毛は無くなっていく常々、薄毛の人のご相談を承って育毛のケアのお手伝いをしていて、現実に「増える」状態を見たり、「減る」状態を見ていると、発毛することにこだわっている人ほど、毛を無くしています。
毛が増えることと発毛することは、意味が違う毛が増えるのは、毛が本来の毛に回復していくからこそ増えるようになるのですが、発毛して毛が増えるには『本来の毛が生えてくる』ことが前提にありますよね。
要は、毛が本来のものに回復するなら発毛とは関係なく毛は増えるのです。が、毛のないところには、回復するべき毛が無くなっていて、前提条件が揃いようがないのですから、発毛して毛が増えることはないのですね。
毛のないところ・無くなったところ(3~5年以上毛が生えていない毛穴)には、発毛はしません。
ちょっと禅問答のような表現ですが、この前提が非常に大事なのです。
発毛して毛が増える前提条件たいていの薄毛の方は、ご自身本来の毛が「発毛してくる」を前提に考えています。
「発毛すれば、本来の毛が生えてくるから、毛の本数が増えるのだ」と。
もしくは
「本来の毛を発毛させるのだ」と考えているのかもしれません。
ところが、発毛しても薄くなる毛しか発毛しないので、一生懸命発毛させようとしても、前提条件が整わないので、発毛しているのに薄毛が進行していき、しまいには、毛を無くしてしまいます。
「前提条件を整えながら発毛させるのだ」と考える人もいらっしゃるでしょうが、前提条件が整うには、それ相応の年月がかかる上に、発毛させることは非常に強い負担を頭皮と体に強いる結果になるので、前提条件が整う前に毛は無くなってしまいます。
実は、こんなことをしている薄毛の人が一番難しく時間がかかるご相談者の中には、「発毛させれば本数が増えるのだ」と信じ込んでいる人もいらっしゃるのですが、あまりにも簡単に考え過ぎで、人間を機械的に捉え過ぎですね。
本当に発毛して毛が増えるなら、M字に後退しているど真ん中に毛が生えるってことでしょう?お姉ちゃんのおでこに貼り付けた毛を引っ張っても剥がれないTVCMのようになれば良いでしょうが、そんなこと出来ないのですから。
だから、発毛は自然治癒ではない駄目になっている毛が、本来の状態に回復してくるのは、自然治癒かもしれません。が、生えていないところに発毛させるのは、人為的なことか作用や刺激等々の外部からのものが必要になるので、自然治癒と発毛とは、結びつかないのです。
毛の本数が変わらない効果1年2年しても、中々毛の本数が変わらないことがあります。いくらケアをしても、増えることも無ければ、減ることもないのです。薄くなった状態から改善しないので、何が必要なのか熟慮して、色々対策を打ちますが、全く変化がないこともあるのです。
本数を増やそうとして毛を無くすこんな人が、本数を増やそうと発毛を心出すと、たいていの場合、毛を無くします。一時的には増えることがあるのですが、毛の回復状態を駄目にしてしまうようなのです。
円形脱毛症やびまん性脱毛症の場合は、症状自体が発毛しなくなるですから、発毛させることで見る見る毛が生えてくることはあります。
これと、大多数の普通の薄毛を一緒に考えないで下さいね。根本が違うのですから。
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