育毛の道案内人が綴る事実・現実
育毛を考えるなら、事実と現実を知りましょう。発毛・抜け毛で頭皮と心身を壊して毛を無くしている事実と現実があります。
 



抜け毛が急増するのには理由があります。

今回もメールでのご相談者の話から。
女性のご相談で一番多いのが「○○ヵ月前から抜け毛が急増して、急激に薄くなってしまった」と言うご相談です。先日も2件続きました。

この2件のご相談内容で良く似ているのが、抜け毛が急増する前にネットか何かの情報から一番効果があると思えるような育毛法を採っていて、それで上手く行かないので美容外科や発毛クリニックに行って治療をしたら「抜け毛が急増して、一気に薄くなった」と言う話です。

美容外科や発毛クリニックに行く前から薄くなりかけていたのですから、別段美容外科や発毛クリニックが悪いわけではありません。あくまでの美容外科や発毛クリニックでの治療はきっかけに過ぎず、これらの方々の考え方や取り組み方に問題が大いにあるのです。

まあ、美容外科も発毛クリニックもやっていることの根本は、ご相談者の方々の考え方や取り組み方と同じなので、どちらもどちらと言えますけどね。

抜け毛が多いのが悪いのではなく、育たなくなった毛が残っているのが問題

毛が抜けるのは、抜ける毛の寿命がきて育たなくなった時(死んだ時)に限られ、よほどのことが無い限り生えている毛が途中で育たなくなる(死ぬ)ことはありません。例外的にあるのは、薬の副作用かやけどをした時・過激なダイエットをした時に限られます。

では、どうして抜け毛が急増するのでしょうか?
このブログを読んでいる人の中にも、抜け毛が急増して薄くなった人も多くいらっしゃると思います。そんな「あなた」にお聞きします。
ご自分で「毛に元気がない」とか「透けてきた」、と感じ始めた頃から2年~3年前からの抜け毛の変遷を覚えていますか?

たぶん、気になるほども抜けていなかったはずなので、ほとんどの人は覚えていないと思います。
男性でも女性でも1日平均100本前後の抜け毛はあるのが普通です。そしたら、抜け毛の多くなる季節にはもっと抜けるので、洗髪時には抜け毛が目だってしかたがないはずです。

ところが目立たない状態が2年も3年も続いていたことの方に問題があります。

細くて短い毛が多く抜けていた可能性大

目立たないと言うことは、細くて短い毛が多く抜け始めていたのに、目立たないので少ない抜け毛に安心していた期間が続いていた可能性が大きいです。
そんな頭皮ですから、当然生え変わってくる毛も少しずつ減ってくるし、生え変わってきても寿命の短い細い毛が増えてくるので、寿命が来て抜けるべきなのに、次の世代の毛に押し出されないので抜けずに残っている毛が多くなっていたのです(本来の寿命を全うして毛が生え変わる時は、次の毛に押しだされて抜ける)。

そんな時に、多くの人は「薄くなっているのは生えていないからだ」とか「毛が抜けるからだ」と勘違いして、ネット上の効果情報を信用してリアップ等のミノキシジル製剤を使ったりするわけです。リアップの広告でも「脱毛予防」を訴えていますから、なおさら使う人が多いのでしょう。

今回の2名の女性のご相談者も同じようなことをしていました。
その上、亜鉛やスピルリナやカプサイシン・アミノ酸のサプリを摂ったりして、今ある毛を何とかしようとしたり、今の頭皮の状態でなんとかしようとするわけです。
上述したように、死んでいる毛=刺さっているだけの毛が増えているのですから、こんな毛を何とかしたくてもできません。

こんな毛は、美容外科や発毛クリニックのケアでは、大きな刺激を頭皮に与えることになるので、一気に抜けるようになります。
そして、残った毛には細くて寿命の短い毛の割合が多くなるので、一気に透けるわけです。

こんな死んでいる毛=刺さっているだけの毛は抜けざるを得ないのですが、問題は次の世代の毛やその次の次々世代の毛が育つかどうかのです。
対症療法=今の頭皮の状態で今の毛を何とかしようするケアや治療は、この次の世代の毛や次々世代の毛が育たない頭皮にしてしまいます。
一時的に効果がある場合があるのですが、継続していると抜け毛自体は減っていきますが、毛の量も急激に減っていく慢性状態になっていきます。

例えば、血糖値の高い人や血圧の高い人に薬を飲ませて、血糖値を下げたり・血圧を下げたりすることはできます。
ミノキシジル製剤で対症療法的に血管を拡張させて血流を集め発毛を促すことが出来るのと同じです。

では、薬で血糖値をコントロールし続けたり、血圧をコントロールし続けたりするとどうなるでしょうか?
下げ続けると、当然死んでしまいます。
コントロールし続けると、他のところに異常が出てきて体調が悪くなったり、認知症を発症したりして別の問題が出てきます。
本当に必要なのは、食習慣を始めとする生活習慣なのですが・・・・。

育毛も同じで、対症療法に頼るケアや治療では、頭皮や心身に負担になるので、次世代・次々世代の毛が育たなくなっていきます。
くれぐれも、対症療法に頼ってしまい頭皮や心身をダメにしないようご注意くださいませ。
特に薬に頼る治療やケアの後遺症は、いつどんな症状・形で出てくるのか分かっていません。

その上、後のケアでは回復できない可能性がとても高くなります。
常に未来・将来に可能性を残しながら取り組まれることをお薦めします。

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