効果のある育毛剤が必要なのではなく、問題点を解決する方法が必要先日らい2名の女性の方からご相談を受けました。それぞれ、異なる問題点を抱えていらっしゃるのに、効果のある育毛剤を欲しがっていました。
思わず「え?ご自分で問題点が分かっているなら、育毛剤ではなく、貴女の問題点を解決する方法を採って下さい」と助言しました。
男性女性老若男女に関わらず効果のある育毛剤があれば増えると言う幻想をもっているかつての私(今から17年ほど前)も、同じような考えを持っていましたので、偉そうなことは言えませんが、効果のある育毛剤があっても、毛は増えないのです。その育毛剤の効果が「“あなた”の薄毛の問題点を解決する時のみ」に効いて毛が増えるようになる確率が向上するのです。あくまでも確率です。人間の体に絶対がないところが悲しいです。
ストレスが影響しているお一方の女性は、ご自分ですごいストレス環境にいて、薄くなってしまったとおっしゃっていました。この女性は、メールの無料でのご相談だったので、詳細をお聞きしていませんでした。
が、ご自身でストレスが原因だと分かっているなら、まずそのストレス環境を排除しない限り毛が増えるようにはならないです。例え、本当に素晴らしい結果を残している育毛法があったとしても、その育毛法がストレス環境を排除するものでないなら、この女性の薄毛を治せないでしょうね。
ただ、この女性の薄毛は、私はストレスは大きなきっかけになっているだけのように感じます。その奥にもっと根本的な問題が隠れているように感じています。
お仕事上の重圧と言うストレスの影響もう一方の女性は、お仕事上の重圧が大きく影響しているようでした。その影響がとても強く、体の芯から冷えを招くくらいなので、相当ひどいです。
薄くなり方も、太い毛がポロポロ抜けて、ところどころ穴あき状態になっているびまん性の脱毛症のような状態なので、下手をすると全頭脱毛になる可能すらあります。
私の相談室では、その冷えに対するケアを行いますが、とてもひどい人の場合は、そのケアを始めると同時に体の奥底から暖かくなっていきます。
この女性の場合も、同時に温かくなり、その後も相談室を出るまでは温かい状態が続いていました(その後どうなったのかは聞いていないので分かりません)。
相当ひどい状態で、心身に全く余裕がないのですから、そのお仕事から離れない限り毛が増えることはないと思われ、かつ、それ以外の免疫が落ちた時にかかる怖い病気にかかる可能性が高くなります。女性なら乳がんやその他のガンが特徴的です。
この女性には、懇々と説明しましたが、ご理解頂けませんでしたね。
他人事とは言え、ご相談にいらっしゃった方ですのですごく心配しています。
人は痛い目に合わないとご自分の習慣やお仕事を変えたりしませんが、痛い目に遭ってからでは遅い場合が往々にしてあります。
髪の毛の状態は、その人の心身の健康度を表しているので、薄毛と言う状態を見た時に、どこに問題があるのかをよ~く調べないと、手遅れになることがあると言うことを知っておいてください。調べると言っても、血液検査をして下さいとか、レントゲンを撮ってください、なんて西洋医学的な調べ方を指しているのではありません。どちらかと言うと、東洋医学的な調べ方をすると思って下さい。
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