25日の記事に書いた通り、ユキワリソウをどうしても見たくなって、
越後長岡にある雪国植物園を日帰りで尋ねた。
3月18日の開園から一週間以上過ぎた雪国植物園。天気は上々で
表門から雪は全く見えない。
まだ朝九時にはならず、入り口前の駐車場には車が4台。もうじき開園だ。長くなりそうなので
2回に分け今回はユキワリソウだけの紹介にしてその他の花は次回にしようと思う。
入り口付近はまだ蕾の花が多い。
それでも日当たりのよい処では花びらを一杯開いて日差しを浴びている。
それにしても自然の花とは思えない色彩の多様さだ。雪割草の園芸種もたくさんあってそちらの方は
一層絢爛豪華になっている。前回も紹介したここが最も詳しい。
とてもこれが一株に咲く花とは思えない。
日本で見られるユキワリソウは4種。そのうち本州日本海側の北陸以北に分布するのが
オオミスミソウ。この植物園のユキワリソウは勿論オオミスミソウで、新潟県の県花ともなっている。
山形県の飛島でお目にかかった時のように雪の消え残る中で見たかった(それでこそ雪割草だ)のだが、
やや遅かったようだ。
園の奥に行くにしたがって、日当たりのよい崖にびっしりとユキワリソウが群生している。
すぐ近くの越後丘陵公園では雪割草の見頃時期が4月中旬頃とあった。それに比べるとここは
どういうわけか3週間ばかり早いことになる。尤も海岸近くにある角田山では
3月20日にはもう咲いていたという。いったい何が開花の時期を決めているのだろうか。
約2時間ひとしきり見学して入り口に戻ってみると、いつもは人の少ない園内も
そこそこの賑わいを見せていた。
取り急ぎこんなところで。