角田山は新潟県にある弥彦山系の北端にある山で、標高は481.7Ⅿ。
高くはなく、しかも日本海の傍にあるせいか3月中旬から花が咲き始める。
登山コースはいくつかあるが、一番花が多いといわれる
桜尾根コースから登ることにした。
午前10時、駐車場にはすでに車が十数台止められている。
天気は申し分ない。
急な斜面を登り始めたらすぐにユキワリソウの群生が現れた。
一時間ほどの登りの間、これでもかこれでもかと花の絶えることはない。
眼下に見える角田浜
ユキワリソウの群落はまだまだ続く。
野生の花にもかかわらず、色形の変異の派手なことは他には見当たらない。
急坂を登り切った辺りから、主役はユキワリソウからカタクリへと変わる。
斜面を埋め尽くすように咲くカタクリ
キクザキイチゲとのコラボ
その他にはミチノクエンゴサクや
キクザキイチゲの花も多くみられた。
紅白のショウジョウバカマ
ヤマネコノメ
やや終わりかけのオウレン
エンレイソウ
スミレ。タチツボスミレだろうか
勾配が急に緩やかになった。
ゆっくりと一時間半かけて登った頂上。
頂上付近ではたくさんの人が満たされた顔で寛いでいた。
少しだけ休憩した後、角田崎灯台へのコースを下る。花は少ないが見晴らしは良い。
冬の日本海と比べ、春先は随分と穏やかな顔を見せている。
がれ場の急坂が続き、ストックが欲しくなった。
この写真ではわからないが向こうにうっすらと佐渡の島が見える。
日本海沿いを走る越後七浦シーサイドライン
膝が笑いそうになったころ、やっと終点の角田崎灯台が見えてきた。
今日はこの辺で。