光徳牧場からは一区間だけバスに乗って光徳入口へ。ここから戦場ヶ原へ入った。
よく整備された木道。今までと違って雨なのに頻繁にハイカーと出会う。
この辺の白い菊はほとんどがシロヨメナ。シカの食害に合わないので大きな群生となっているとのこと。
シロヤマギクにはヨメナに対してムコナの名前がある。背丈の大きい堂々とした花だ。
雨は止むことなく降り続けている。
小田代橋を右折したところで、湯の滝への道に間違えて入ってしまった。
テンニンソウ
ノリウツギ
1kmばかり歩いたところで気が付いて引き返し、再び小田代橋を渡る。
すぐに見えてきたのが泉門池(いずみやどいけと読む)。
数羽のカモが休んでいる。
ベンチが幾つかおいてあり、休憩には格好の場所となっている。
シカを通せんぼするための回転ドア
カリガネソウの群落
シソ科(以前はクマツヅラ科とされていたようだ)の花だ。この面白い形はハナバチなどが受粉をしやすいためのもの。
ハナバチなどが両側の花弁に足をかけると、上の湾曲した蕊が下を向き、ハチの背中に花粉をつけるという仕組み。
草原の離れたところにはコオニユリらしき花も見える。
ヨツバヒヨドリも多いが、この雨ではチョウは見られない。
シロヨメナ
キツリフネも咲いている。
小田代が原の「貴婦人」と呼ばれるシラカバの木
ホザキシモツケ
花期(6~8月)が長いのだろうか、枯れたものとまだつぼみのものとが混在している。
ワレモコウとタムラソウ
ミズギクの群生。ミズギクは山地の湿原に生える多年草
ハクサンフウロ
新しくなった木道
雨が一向に止まない。足も疲れてきたのでハイキングはここまで、近道をして赤沼バス停まで歩いた。
この日は雨の中、傘を差しながらの20kmに及ぶ行程だった。疲れた体を背もたれにかけ、バスの揺れが何とも心地よかった。