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(紅葉した山肌が美しかった銅沼)
猫魔ヶ岳から八方台へは猫魔ヶ岳やまびこ探勝路を下って一時間弱。着いたのはお昼頃。
駐車場には磐梯山登山者の車がびっしりととめられていた。
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このあたり標高は1200m付近。紅葉はやや終わりかけ(10月20日の時点)で、
季節はもうすぐ冬を迎える晩秋といったところ。
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緩やかな登りが続く、すれ違う登り終えた登山者も多い。
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30分で中の湯跡。かつて磐梯山登山者のための温泉旅館があった所だが、
世紀が変わる以前に廃業したという。が今でも周辺には硫黄臭が強く立ち込め、
ぶくぶくと熱湯が湧出していて、青みがかった乳白色の露天風呂となっている。
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かつての温泉宿は今では廃墟となっている。
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この先、道は二つに分かれ、右が弘法清水から磐梯山へ登る登山路。
今回は紅葉が目的なので登らず、左折して裏磐梯スキー場方面へ下山する。
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下山中に仰ぎ見た磐梯山
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紅葉したカラマツとススキ
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登山道に2本の折れ曲がった木が立ちはだかっていた。
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銅(あか)沼まで降りてきた。この辺は旧噴火口だったところ。一人先客がいて、
眼前に広がる景色の素晴らしさを少ない言葉で分かち合った。
弱った足腰に鞭打って何とかここまで登ったきたのだという。
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沼に露出した岩は鉄分を含んでいて赤い
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水面は鏡面のように収まり、山並みを映している。
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陽射しが噴火口の際に生えるヨシ原にあたって煌めいている。この景色をできるだけ長く見ていたく、
沼の畔で昼食をとることにした。
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さらに少し下ったところにあった名もない沼
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スキー場まで降りてきた。この辺の標高が紅葉の真っ最中だったようだ。
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西吾妻山方面
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スキー場のスロープ、左下に見えるのは小野川湖。
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銅沼から一時間かかって裏磐梯登山口へたどり着いた。ここまで行程は7時間ほど。足は疲れているが
まだ陽は高いので、五色沼を歩いてから宿に帰ることにした。
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さすがに五色沼まで来ると歩く人が多い。都会並みの喧騒が嫌で思わず早足になってしまった。
青沼
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瑠璃沼
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弁天沼
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途中で色の変わるミドロ沼
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赤沼は今日は赤くなかった
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たわわに実ったアケビ
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お終いは毘沙門沼
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剣ヶ峰の宿までの帰り道、下校中の小学生たちが元気よく挨拶してくれた。
何かとてもほのぼのとして素直に嬉しく、「いい人生を歩めよ」と心の中でエールを送った。
この晩は郡山に住む友が泊まりに来てくれ、夜が更けるまで酒を飲み、至福の一日を締めくくった。