TLR250R キャブ清掃

　ＴＬＲですが、キック1発で始動し、アイドリングも低いながらも安定していますが、エンジンが高温になると、アイドリングへの回転の落ちが悪くなり、高回転域での「ぼこづき」＆黒煙＆プラグ真っ黒で、ガスが濃いのが明らかです。
　回転の落ちが悪いことは、以前ＸＬＲで経験した症状と同じなのでタペット調整かと思いつつも・・・

　あれもこれもを並行して行うと原因と結果がはっきりしませんので、ここは面倒でも順番を踏んで、キャブの状態を確認することとしました。
　手元に整備書が無いので初期値が不明で、パーツリストが無いので、要交換部品の発注もできませんが、とりあえず、フロートチャンバーとフロートの状態を確認するために、フロート室を外しキャブを下から覗いてみました。

　フロートは最近は樹脂製のものが多いのですが、ＴＬＲは真鍮製で錆び等もなく綺麗な金色でした。
　最近換えられたのでしょうか・・・高い部品なので「ラッキー！」です。
　このまま、キャブを外さずフロートを外し、メインジェットも点検しようかとも思いましたが、クリアランスが無いので、万全を期しキャブ本体を外して点検することとしました。
　作業としては、サイレンサーを外し、エキゾーストパイプをシリンダーヘッドから外してクリアランスを確保し、キャブの吸気側からキャブ上部を通りエアークリーナーに繋がる白色樹脂のエアクリーナーパイプを外して、スロットルワイヤーを外すとキャブ本体を外すことができます。

　キャブ本体を外して、スロージェット・メインジェット等外せるものは全て外し、状態を確認します。
　下の写真は、メインジェット（右）、メインジェットホルダー（中）ですが、これも詰まり等無く、特に問題ありませんでした。

正）　メインジェットの番数は＃95でした。デフォルトが＃105なので薄いはずなのに不思議です。（H19.11.3 訂正）

誤）　メインジェットの番数は＃95でした。高回転域のガスが濃いので、ひょっとしたら所定のものよりも番手が上がっているのかもしれません。（気になるところです。）

　まあ、せっかくキャブを外したのだから、キャブの清掃を一応簡単にしました。
　下の写真では、ジェット類をキャブクリーナーに漬けていますが、本体も同様にガソリン等を使って綺麗にしました。

　空気・燃料の通路をエアーガンで通し組み上げました。
　うーん・・・
　キャブは整備済みだったことは確認できたのが収穫・・・
　でも、燃調がとれていないんだよな～　
　メインジェットの番数とジェットニードルクリップ位置どなたかご存知の方お教えください。（H19.11.3 追記 デフォルトはクリップ位置を上に ３段目（つまり真ん中）です。）

　キャブの取り付けに当たっては、インテークマニホールドとの接合面のＯリングに弾力性がありましたので、そのまま使うこととして、エアー吸い込み防止のために液体ガスケットを「気休め」に塗布して装着しました。

　//データ//
　キャブ本体：京浜ＰＯ09四角の中にＡ、Ａ、Ａ、Ｄ、チ
　Ｍ　　　 　Ｊ：京浜＃９５(純正＃１０５？）
　S　　　　　J：京浜＃４０（純正のまま？）
　ジェットニードル：２FA　３段目（真ん中）・・・・・（H19.05.07 追記）
　スロットルバルブ：京浜25 166C・・・・・（H19.05.07 追記）
　フロートニードルホルダー：京浜＃２．５

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