BORN To RUN
~LIVE To RIDE RIDE To LIVE~ バイクの整備・ツーリングのお話です。
 



 いつも草刈機等の農具やパソコンのメンテをしてあげているご近所さんから、生垣トリマーが異音が酷いので買い替えたとのこと。
 不要なので廃棄するが、良かったら直してみるかとのことでしたので、暇つぶしに分解し原因を観察しました。

 刃を交換したら異音がするようになったとか・・・
 ということは刃は比較的新しいってこと?



 分解して、洗浄して、果たして原因は・・・


 原因は・・・単なる刃を交換する際の組付けミスでした(笑)
 組付けミスで刃を支えるステーが歪んで異音の原因になってました。
 万力で固定して歪を修正し、グリスアップして組み立てたら異音は消えました。

 ご近所さんに直ったよと伝えると、新しいトリマーを買ったので不要であり要らないとのこと。
 我が家には、ブラックアンドデッカーのバッテリー式のトリマーがありましたが、こちらはAC100Vでパワーがあり、DIY用とはいえ一応「マキタ」の製品なので、手元にキープすることにしました。

 さっそく試運転してみましたところ、全く問題なく使えました。

 ガレージでごそごそと修理を楽しんでいたら、普段来ることが無い妻がやってきて、ファンヒーターが突然動かなくなったとのこと。
 確かに、電源コンセントを差し、スイッチを入れるも何の反応もありません。

 さっそくガレージに搬入し、原因を観察します。
 電源すら入らないということは、安全装置として「絶対に動作させない」ということを意味します。
 燃焼異常等であれば、エラーコードを吐出すのですが、障害は電源を入れることすら危険と判断しているようなので、それより根本的な、ヒューズや安全装置に関するデバイス周辺からチェックをしました。

 ※下の写真で、液晶ディスプレイに変な模様が入っていますが、「写り込み」です。
  ディスプレイの状況は、電源を入れても全くの無反応の状況です。


 筐体の正面外装を外し、基盤にアクセスします。
 基盤のサーモスタット端子にテスターを当てたら、導通がありませんでした。
 原因はサーモスタットがNGになったようです。


 リード線でサーモスタット端子を短絡(ショート)させて電源を投入したら電源が入りました。
 サーモスタット(スイッチ)が故障していると判断し、摘出します。


 サーモスタットの場所はファンヒーターの燃焼部(バーナー)の下部
 ステーを介してサーモスタットが設置されています。


 ステー・配線ごと摘出
 同じ仕様のサーモスタットが簡単に手に入れば良いのですが・・・

 取り出したサーモスタットです。
 サーモススタットは、温度の監視をする装置です。
 一定の温度まで上がると電源のスイッチが切れ、一定の温度まで下がるとスイッチが入るようになっている。

 燃焼部が異常に高温になった場合に電源から落とす作動をします。

 余談ですが、サーモスタットには、一定の温度まで上がるまでは電源が入らず、一定の温度まで下がるとスイッチが切れるものもあります。(冷却系に使用されます。)

 閑話休題
 取り外したサーモスタットは、「CS-7SA 150 9123」との刻印がありました。
 メーカー等は不明ですが、NCタイプ(ノーマルクローズ:設定温度を超えたら回路がOFF動作)で電流は7A、動作温度は摂氏150℃のタイプのようです。

 
 アマゾンで、「商品名:サーモスタット温度スイッチ」が700円程度で売っていたので購入
 モデルナンバー : KSD301;
 アクションタイプ:ノーマルクローズ (N.C.)、
 アクション温度 : 150°C;電圧: 250V 10A


 許容電流が10Aである以外は同じと判断し、交換しました。


 組み立てて、電源を入れて起動
 程なく、何事もなかったように点火し、しばらく燃焼ませるも以上等なし。


 今回は原因がすぐに判ったので簡単な作業でした。
 
 分解の手間を極力省くため、エクステンションドライバー、板ラチェット等を使用して手が入らない場所のネジを外したりつけたりして簡単に作業をしました。


 妻は、電源すら入らないのでもう駄目になったと思い、買い替えを考えていたようです。
 次回の無駄遣いの際には、このファンヒーターを直したことを口実にねだろうと思います(笑)

 なお、今回の修理は、サーモスタットが適切に作動すること(温度150℃以上で確実に電源が遮断されること)が安全のため必須です。
 私は、安価で保証がない社外部品で修理しましたが、危険と感じられる方も見えるかもしれません。参考とされる方は自己責任でお願いします。



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