BORN To RUN
~LIVE To RIDE RIDE To LIVE~ バイクの整備・ツーリングのお話です。
 




 車の整備もひと段落しました。
 我が家を見ると、今月の下旬に結婚した二女の夫の実家から両親、兄弟等がご挨拶に来られるということで、妻、母がせっせと家の中や庭を掃除しています。
 ふだん、ちびまる子ちゃんのおじいさんみたいに「ぼーっ」としている親父までどうやら駆り出されています。(笑)
 そのうち、私も駆り出されそうなので、急きょいつものJI2URW 豊島くんと JR2BGS 松原くんに連絡し、冬の閉鎖前に国道175号温見峠までツーリングに行きませんかとお誘いしたら両名 「喜んで」とのこと。
 脱出っていうことです。(笑) 

 先ずは乗っていくバイクを決めます。
 今回は、自宅から温見峠まで概ね80Kmの距離で、高速道路は使わず主に舗装路でダート少々ということなので、シルクロード号が適当かと。
 2年ほど乗っていないので、ガレージから出して先ずは洗車し併せて不具合がないかを点検します。

 シルクロード号について簡単なご紹介をさせていただきますと、HONDAが1981年から1984年にかけて販売したバイクです。
 オフロード車のXL250Sをベースに名車 CL250のスクランブラーのテイストを加えたバイクです。

 発売されたころは、XL250SやCB250RSが本家本元で、シルクロードは「レトロ風味」の「なんちゃって」バイクだと全く興味もなく、むしろ嫌いなバイクです。
 16年ほど前に会社の先輩から不動車ということでダダでいただき、レストアしましたが、ステップやブレーキアームをオフロード用に改造し、ハンドルを5Cmほどアップしてレンサルに替えてオフロードに都合が良いようなプチ改造を加えたところ、積載性も兼ね備えた優秀な「下駄バイク」になりました。

 XL250Rや、フリーウェイ等お気に入りのバイクを順次処分した中、このバイクは高速を使わない中距離、クーラーボックスを載せての釣り等、変なところですごく便利なバイクとして今も処分せず持っています。

 Buellが大きく重いので、乗るのが億劫になる中、久しぶりにこのバイクを乗りましたが、無茶苦茶乗り易く、20歳代の感覚でまだ乗れることに驚き、うれしく思いました。
 このバイクなら、バイクが壊れなければですが、多分、80歳になっても乗れると思います。


 もともと故障はないので空気圧とオイルの色、量を点検しました。
 空気圧は0.4Kgを1.7Kgに
 オイルは、前回交換してから2年以上経っていますが、20Kmも乗っておらず、色、量ともに良好だったので今回は交換しませんでした。


 エアーコンプレッサーで水滴を軽く飛ばして30分くらいの試運転をしてきました。
 ほぼ問題なしなのですが、ややアクセルの「つき」が良くない。
 アクセルをガバッと開けたときに、コンマ数秒の遅れを感じました。

 そういえば、エアクリーナーが湿式だったな~と思い出しました。
 スポンジ状のフィルターにK&Nのクリーナーキットのオイルを塗布して記憶が蘇りました。

 帰宅して、エアクリーナーを取り出すと、案の定スポンジが「カステラ」のように指で押しただけで崩れてきます。


 気が付いて良かった
 指でササっと剝がして、コンプレッサーを一吹きすれば、下の写真のとおりきれいになりました。

 さて、フィルターはどうしましょうか。
 K&Nのキットはまだあるので、ホムセンに行ってフィルターを買ってこようかと思いましたが、100均で汎用の不織布のエアコンフィルターを何となく買ったことを思い出しました。
 車は、大抵純正は乾式の紙フィルターなので、今回は乾式にしてみようと決めました。


 ガレージの「素材」コンテナボックスを漁ると記憶のフィルターが出てきました。
 非常に薄く、流入抵抗も多分問題がない程度です。
 フィルターの性能は、この当時のバイクは「ファンネル仕様」でフィルター無しも普通だったので、まあ、アマチュア的にOKとしました。
 (推奨するものではありません。ご自身でされる場合は自己責任でお願いします。)


 ササっとフィルターの芯の幅(約15Cm)に裁断して巻き付けます。
 固定はステンレス線をワイヤリングしました。


 さっそく装着
 多分、相当改善されるでしょう。
 空気の流入抵抗が減るので、空燃比が薄くなるので、しばらくは爆発音を見たり、プラグの焼け具合に注意したりしてエンジンと話す楽しみたいところです。


 点火系は、プラグを外した際に、プラグキャップのぐらつきを感じました。
 チマチマ使わず、コードごと新品に交換しても良いのですが、プラグキャップをコードから外して、4mm程度コードを切断してプラグキャップを再インストールしました。
 防水と補強を兼ねて、自己融着テープを巻いて「良し」とします。
 「シリンダーヘッドからのオイル漏れは良いの~」とお気づきの方も見えるかもしれませんが、これはホンダの単気筒エンジンの「仕様」(苦笑)っていうわけではありませんが、とりあえず放置しています。今まで乗ってきたこの系統のエンジン(CB、XL系)は大体こんな感じだったので、「慣れ」ちゃっています。(レストアする際には、治します。)


 それよりも、シートの破損を発見!
 「そこかよ!」って思われるかもしれませんが、これ以上大きくなると見栄えも悪くなるのでエンジンはすぐ治るけど、こっちは部品の手配が大変なので、ササっと補修します。


 と言っても、明日のツーリングには乗っていかなければいけませんので、手持ちの部材での横着補修ですが、
 シート表皮が、ホチキスのようなもので留めてあるので、めくるのに必要な分だけを外してめくり上げます。


 シート裏地を見ると二か所の破れが見えます。ウレタン側にも雨水が染みた跡があります。
 ウレタンが腐ってカステラのようになる前に予防的措置が必要なのです。


 MR-Sの幌を補修する際に、いろいろな補修材を購入してテストした中に、下の写真の「パワーテープ」なるものがありました。
 雨どいの割れも塞ぐほどの防水性をうたっており、色合いがシルバーだったので結局使わなかったのですが、車庫のコンクリートの床に端材が張り付いた際に、相当の粘着力がありました。

 今回は裏打ちなので、防水性、粘着力で色は関係なしということでこれを使いました。

 本来であれば、この作業では表皮全体を外して、ウレタンとの間にビニールシートを挟んで防水処理を行うべきなのですが、次回本格的に補修することとして今回はこれにて「良し」としました。


 シート表皮は、タッカーという道具で針を打ち込み固定します。
 適度な張力をかけて張らないと「しわ」がでますので、手持ちのクリップでテンションを掛けた状態で打ち込みます。


 完成しました。作業時間は5分程度です。


 シートの張りとしわを点検し、黒色の油性マジックでテープの裏地を黒く塗ってごまかして完成とします。


 さっそく装着して再び試運転で1時間程度走ってきました。
 性能は年式、仕様のままですが、35年前のバイクとは思えないほどの絶好調です。

 昔使っていたタンクバックをガレージから引っ張り出し、紙の地図(ツーリングマップル)をセットすると、当に昭和からタイムスリップしたかの如くです。(笑)


 以上で、ツーリング前点検は終了です。
 天気予報では、明日は快晴の模様

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