先日、テレビの金曜ロードショーの『僕のワンダフル・ジャーニー』を見ました。
老犬ベイリーは飼い主のイーサンとハンナ夫妻に可愛がられ、幸福な日々を過ごしていた。ベイリーは夫妻の孫娘であるクラリティ(CJ)と遊ぶのが何よりも好きだったが、CJの母親グロリアは犬嫌いであったため、ベイリーのことを疎んじていた。グロリアはCJの世話をまともにしようとせず、義理の親であるイーサンとハンナとの関係も悪化の一途を辿って、最終的に、グロリアはCJを連れて家を出ていったのです。
孫娘と離ればなれになった老夫妻は悲しみに暮れ、ほどなくして、老犬ベイリーに大きな腫瘍が見つかり、ベテランの獣医でも手の施しようがなかったため、ベイリーは安楽死させられることになったのです。そして、別れ際、イーサンは「どうかクラリティ(CJ)のことを見守ってやって欲しい」と老犬ベイリーに言つたのです。
犬であるベイリーであるのだが、ベイリーは愛する飼い主の願いのため、転生して、愛する少女CJの成長を見守る役を引き受けたのです。
私は思いました。犬が輪廻転生するのなら、人間が輪廻転生するのは当然のことかな。
犬の転生とともに描かれた『僕のワンダフル・ジャーニー』ですが、老犬ベイリーは、バディ、ビッグドック、モリー、マックス(ヨークシャーテリア)として生まれ変わり、CJを守るために奮闘したのです。
私たち人間も、自分では気がつかなくても、愛する人、愛した人を見守るため、あるいは愛した人、愛する人のために生まれ変わり輪廻転生するのだとしたらそれはまた幸せなことではないでしょうか・・・・。