なるはやにっき

日記のような…?

ナガサキアゲハ

2010年07月22日 | Weblog
実はこのところ、アオムシの飼育にはまっていました。
「ナミアゲハ」と「ツマグロヒョウモン」、あと、「大きなアゲハチョウのアオムシ」が家にいました。
アオムシを飼うのは初心者だったので、あちこちネットで飼い方や種類を調べての危なっかしい飼育員でした

まったく知らなかったのですが、自然界では卵が葉っぱに産み付けられてから蝶羽化するのはわずか3~5パーセントほどしかないのだそうそうです。

家にいたナミアゲハは蛹になったものの、中からは蝶じゃなくって一匹の蜂が出てきたのでびっくりでした。
アゲハのアオムシや卵に寄生する「アゲハヒメバチ」という蜂らしいです。
その後「ツマグロヒョウモン」からは寄生ハエが出てきたのもびっくり!。
もう蝶々なんて出てこないのかも

がっかりしていましたが、最後に残った大きなアオムシは順調に大きくなり、蛹になり、
7月20日蛹化16日目に無事、蝶になりました!
クロアゲハのアオムシと思っていたら、違った!
調べてみたら「ナガサキアゲハ」という、種類でした。


↑クリックで大きい写真出ます

このアオムシは、ナミアゲハの入っている水槽で小さい若令幼虫で見つけたもので、多分、ナミアゲハの餌用に採ってきていたみかんの木の葉っぱに、卵がついていたのだと思います。
成り行きで飼う事になってしまったアオムシですが、餌をせっせと運んでいるうちに愛着もわいてしまうのですよ
ついつい世話をしてしまうといった飼育好きなので、はまってしまった訳でした。

今回は幼虫が大きくなっていく過程の、写真や記録はとっていません。
蛹と、その後蝶になった写真をどうぞ~



↑クリックで大きい写真出ます


裏側の模様が見えてます。この模様でナガサキアゲハと判りました。



上から見たら黒、と思ったら、ほんのり青紫色のようで、しかもキラキラの粉がかかってます。
横幅を測ったら13センチ程ありました。
とってもキレイなのです~






羽化したのは早朝でした。前日の夕方頃の蛹の色が徐々に黒く変色してきたので、羽化の様子が見たくてたまらなかったのですが、睡魔には勝てませんでした。
朝起きる時間にはすっかり羽の乾いた蝶になっていました。

しかしまあ、寄生蜂等に襲われていなくて本当によかった

しばらく観察して、写真を撮って、それから、蝶々は、暑~い夏空に放たれました。
生き延びて、少しでも長生きしてほしいなぁ

もうアオムシはいませんので、アオムシの飼育観察はこれでおしまいだろうと思います。
多分。