冬支度 その３

つるバラの誘引




といってもバラを育てていらっしゃる方からすれば，
トンデモ誘引だとは思います。
もっとしっかり固定しないと，バラに負けてしまいますよね。
このつるバラ，八月の末に，塀の塗り替えのために全部根本から切りました。
二ヶ月後，これです。生命力ありすぎ。
義母がお嫁に来たときには，あったらしいです。
その義母も３年前に他界しました。
義母は生前中，棘があるのと，勢いよく伸びまくる枝をもてあまし，
少し伸びると切っていました。
老齢になり自分で切ることが出来なくなり，切るのは私の役目になりました。
当時，私もバラはとげが苦手で，せっせと命じられるまま切っていました。
その後，義母の病が重くなり，あたふたしているうちに，
このバラのことはすっかり忘れていました。
すると，ある年の五月，濃いピンク色の花を咲かせていました。
その年は数輪でしたが，
その後毎年五月にはやや紫がかったピンクの花を咲かせるようになりました。
側にあった大きな松の木が枯れてしまったので，
俄然日当たりが良くなったせいかもしれません。
肥料無し，薬剤散布無しです。
黒点ですつかり葉の落ちていたこともあります。
春には，アブラムシまみれです。

さて，来春はどうなるでしょうか。
今伸びている蔓には，ほとんど棘がないですが，
時が経つとそれは立派な棘が出現します。

気になるのは，品種です。

ヒントとしては，
一期咲きである。
つるバラである。
かなり古い品種である。
花の色が濃い紫がかったピンク
比較的棘が少ない。

ということでしょうか。