若者たちはインターネットにて様々な分野の情報を手に入れている時代になったが、いまだお年寄りはテレビ番組で情報を入手することが一般的のようである。『 先生、昨日テレビで・・・・・してましたよ。・・・・・が血圧にいいらしいですね! 』などと沢山の患者さんが診察中にお話しされる。正しい情報、納得できる情報は殆どない。そもそもテレビ局の収入はスポンサーや番組取材から得るもので、いくら何百万の人々にテレビを観てもらっても一銭も収入にはならない。ならば、どうするか? スポンサーになってくれる相手の言うことを、真実が否かを調査することもなく大きくうなずいて過大広告する。この手口で今の番組はなりたっている。お酢がいい、ニガリがいい、バナナがいい、トマトがいい、玉ねぎがいいとダイエットを謳う番組が、その都度テレビ局にお金を払ってくれる団体や個人から言われた通りに放送される。全部バランスよく食べるのが一番いいに決まっている。報道の悪質さに加え、受け取る側の冷静さを無くした判断力の甘さが今の世の中であることに非常に残念で情けなく感じる。食べ物でダイエットなんてできませんよ。ダイエットしたいなら、食べないことあるいは食べる量を計画をもって減量することですね。