診察室でのひとり言

日常の診察室で遭遇する疑問、難問、奇問を思いつくままに書き記したひとり言

鉄人親爺

2015年09月25日 | 医療、健康
「 先生、お蔭さんで毎日楽しくグラウンドゴルフをしています。」といつも元気に明るく診察室に入って来られる Uさん。心筋梗塞の既往があるにもかかわらず、既に85歳になるが自分の趣味を見つけ、毎日が楽しくて仕方がないようだ。学校の校庭や専用のグラウンドでゴルフのパターのようなクラブ1本でグラウンドに立てた旗を目掛けてボールを転がす競技である。誰でもが入りやすい競技であり、最近は男女問わずご高齢の方々に人気を集めている。しかし、更なる鉄人がいる。小生の父親である。間もなく83歳になろうとしているが、毎週本格的なゴルフコースでラウンドをしている。誘いさえあれば、週2回でもラウンドをしている。スコアーも大崩れなく90前後。競技会で既に2回のエイジ・シュートと、2回のホールインワンを達成している。昔はシニアチャンピオンやグランドシニアチャンピオンにもなっているシングルプレーヤーである。死ぬまでゴルフはするという意気込みで、筋力の衰えを嫌い、週2回ジムでトレーニングをしているという鉄人親爺である。当然、膝痛や腰痛を抱えてはいるが、休んでいたらもう二度とゴルフができなくなると頑張る姿に拍手である。