1996年ロシア作品 監督:イワン・ポポフ
フルート奏者の娘マーニャが誕生日に
おばあちゃんからオスの仔猫をプレゼントしてもらう。
やんちゃなチビはいたずらもするけど、家族みんなの
アイドル的存在になっていく。名前はチグラーシャ
ある日、窓から見えるスズメに惹かれ
うっかり窓から外に落ちてしまうチグラーシャ。
トラックの荷台に揺られおウチが遠くなる・・・
ちいさなこねこの大冒険がはじまる。
カメラワークが秀逸なのと猫遣いアンドレイ・クズネツォフ
(フェージンー猫おじさんー役で出演)の芸達者な猫ちゃん達のすばらしい演技力。
地上げ屋に立ち退きを迫られるフェージンを猫達が力を合わせて救うという
もうひとつのドラマも見どころです。
わたしが一番好きな場面はチグラーシャが仲間の猫と
スーパーに忍び込むが店主に見つかり逃げ遅れた
ジンジンが『どうなっちゃうんだろう』と
仲間の猫が心配して見ていると、強面の店主がジンジンに
食べ物をあげて頭をよしよしと撫でてあげてるシーン。
店主のやさしさと仲間の猫のとても演技とは思えない
顔が印象的なシーンなのです。
全編に猫(のみならず動物)に対する愛情溢れていて
見終わった後に何とも言えぬやさしい気持ちが
こみ上げてくる素敵な作品です。
改めて観直して、またほっこりしました。
DVDも出ておりますので、観たことのない方は是非
本日も訪問いただきありがとうございます