誰かに起こりうることは、誰にでも起こりうるのだ。
最近公表された『ガン日記』で、作家の中野孝次氏は食道がんで余命一年と宣告されたときに、
セネカのこの言葉で心の平静を保ったと記している。
がんは日本人の二人に一人がかかる国民病。与野党が修正で合意し、前国会の土壇場でがん対策基本法が成立した。国会質問で自らのがんを告白し、法制定の機運を高めた民主党の山本孝史氏は『肝心のがん患者登録制が見送られたので・・・』と少し残念そうだがほっとした表情だ。法律だけでがん対策が劇的に進むはずはないが、その出発点になればつ願う。
2006/18/06.20 日経夕刊 『波 音』 より
最近公表された『ガン日記』で、作家の中野孝次氏は食道がんで余命一年と宣告されたときに、
セネカのこの言葉で心の平静を保ったと記している。
がんは日本人の二人に一人がかかる国民病。与野党が修正で合意し、前国会の土壇場でがん対策基本法が成立した。国会質問で自らのがんを告白し、法制定の機運を高めた民主党の山本孝史氏は『肝心のがん患者登録制が見送られたので・・・』と少し残念そうだがほっとした表情だ。法律だけでがん対策が劇的に進むはずはないが、その出発点になればつ願う。
2006/18/06.20 日経夕刊 『波 音』 より