9日、進藤奈邦子氏(WHOシニアアドバイザー)「湖北省武漢で街が事実上封鎖されていることで感染の拡大が防げている」
進藤氏はスイスのジュネーブにあるWHO本部でNHKのインタビューに答えているが、現実の武漢の状況を把握して言っているのか、それともあてずっぽうで言っているのか、無責任極まる発言だと思う。
習近平を忖度するテドロスWHO事務局長のセリフと五十歩百歩じゃないですか。
無責任なことを言うのにも程がある、WHOは腐った組織だと思う。
武漢市は人口1100万人と言われる。
その武漢市が封鎖されたのは春節入り前日の1月23日、すでに武漢市からは500万人が市外や外国へ出て行った後だった。
出ていく者あれば、他省から武漢市へ入ってくる者もある。
春節を控えて300万人が武漢市に入って来た。
これらの人達は武漢封鎖で武漢に留まらざるを得ないことになった。
23日に封鎖したということは、この時点で武漢市はコロナウイルスの制御に失敗していたことの左証でもある。
23日以前に武漢市を脱出した500万人も、本来なら武漢に留まるべき人たちだったはず明らかに当局の失態だったのだ。
それが蜘蛛の子を散らすように中国本土だけでなく海外へと散って行ってしまった。
武漢が新型コロナウイルスで汚染されてしまったから、封鎖したわけで封鎖前に500万人が各地に散った、その中にどれほどの感染者が含まれていたかはだれにもわからない。
日本でも被害者が出た。武漢からの観光客を運んだバスの運転手さんとガイドさんの二人が感染した。
今のところは運転手さんとガイドさんからの2次、3の感染は出ていないが、潜伏期間がどの位あるのかわからずまだまだ要注意だ。
こうした事例は日本だけに限ったことではない、下記の世界各国の感染者数を見ればわかる。
武漢の封鎖で拡大阻止が期待できるのなら、毎日なぜ世界のあちらこちらで感染者が増え続けているのか。
中国本土でいまも増え続けている、10日現在で、4万171人の感染を確認、感染者の大部分と死者908人の大半は武漢市内とその周辺地域に集中しているが、首都北京など他地域でも複数の人が亡くなっている。また、感染したと診断された米国人1人が死亡しており、新型ウイルスにより死亡した初の外国人とみられている。
中国共産党の発表する数字など隠蔽と嘘で鼻から信頼など置けないし、実際の感染者数と死亡数は桁が1桁違うのではと1月末の時点で言われていた。
昨日、台湾メディアが北京も上海も市内への車の乗り入れが禁止されたと、事実上封鎖されていると映像付きで報道していた。
世界各国の感染者数
■クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス(Diamond Princess)」:約130人
■シンガポール:43人
■タイ:32人
■香港:36人(うち1人死亡)
■韓国:27人
■日本:25人
■台湾:18人
■マレーシア:17人
■オーストラリア:15人
■ベトナム:13人
■マカオ:10人
■インド:3人
■フィリピン:3人(うち1人死亡)
■ネパール:1人
■スリランカ:1人
■カンボジア:1人
<北米>
■米国:12人
■カナダ:7人
<欧州>
■ドイツ:14人
■フランス:11人
■英国:4人
■イタリア:3人
■ロシア:2人
■スペイン:2人
■フィンランド:1人
■スウェーデン:1人
■ベルギー:1人
<中東>
■アラブ首長国連邦(UAE):7人
進藤WHOシニアアドバイザーの武漢封鎖で事実上拡散の拡大を防げているという言葉が、むなしく聞こえる。
10日に新たにクルーズ船の乗員乗客65人の陽性反応が出た、この結果クルーズ船内での感染者は135人となったと公表された。
>WHOシニアアドバイザー「封じ込めはこの数週間が鍵」
2020年2月10日 8時13分NHKニュース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200210/k10012279401000.html
感染が広がる新型コロナウイルスについて、WHO=世界保健機関でシニアアドバイザーを務める進藤奈邦子さんは、湖北省武漢で街が事実上封鎖されていることで感染の拡大が防げているとして、今後、感染を封じ込められるかはこの数週間が鍵だという考えを示しました。
WHOで感染リスク管理部のシニアアドバイザーを務める進藤奈邦子さんは9日、スイスのジュネーブにある本部でNHKのインタビューに応じました。
この中で進藤さんは、ウイルスの感染源について、「去年11月ごろに人間界に入ってきたらしいということは分かっているが、どのような動物から入ってきたのかは今のところ分かっていない」と述べました。
そのうえで「呼吸器感染症のワクチンははしかや日本脳炎と違い、完全に病気を予防するものを作ることは非常に難しく、世界の知恵を集めて対応しなければならない」と述べ、今月11日からジュネーブで開かれる緊急会合で世界の専門家が集まって議論することに期待を示しました。
また、最も状況が深刻な湖北省武漢で街が事実上封鎖されていることについて、「武漢での囲い込みによって、中国国外での発症例が減っていて効果はこの先もある程度は期待できる」と指摘したものの、今後、武漢以外の場所で感染が拡大する可能性は排除できず、感染を押さえ込めるかはこの数週間の対応が鍵だという考えを示しました。
このほか、中国当局の対応について、2003年に流行した新型肺炎「SARS」が流行した際には医療従事者や病院内での感染が数多く報告されたものの、今回は医療現場での感染の制御が徹底されているとの見方を示しました。