地方首長選挙では、政党相乗り候補だと普通に考えれば圧倒的勝利だと思いがちです。
大方はそうなります。
なぜなら大政党が一致して支援するんですから、大政党の党員や支持者が党の方針に従えさえすれば、その候補に票は集中するのが普通です。
ですが、時にはこの当たり前の原則が当てはまらない選挙が過去にもいくつもあるのです。
右左問わず共産党を除いたほかの全政党が相乗りして応援した候補が、名も無い無所属の新人にあっけなく破れる。
そうしたことが何度か起きています。
こうした例でも選挙前のマスコミや選挙プロなどの予想では、相乗り候補の圧勝と言うのが通り相場だったのです。
でも結果はそうならなかった。
今回の都知事選、舛添氏には自民党・公明党が、細川氏にはなぜか小泉元首相、民主党が、宇都宮氏には共産党、社民党がそれぞれ支援をしています。
ですから、組織票がそっくり支援している候補に行くとなれば、予想通りの結果しかなり得ないのです。
ですから今の段階での予想は、舛添氏がリードとなるわけです。
>都知事選情勢に大変動 「2強対決」は早くも崩壊… 期日前投票出口調査
2014.01.30 zakzak
東京都知事選の期日前投票の出口調査で、上位4人の順位に大変動が起きている。舛添要一元厚労相(65)がリードしているが、情勢調査で2位だった細川護煕元首相(76)が、元日弁連会長の宇都宮健児氏(67)に逆転された調査もある。元航空幕僚長の田母神俊雄氏(65)も細川氏に数ポイント差まで猛追しており、2月9日の投開票では、想像を絶する結果もありそうだ。
大手メディアの出口調査によると、舛添氏が40%半ばの支持を集めてトップを走っているが、2位は20%弱の宇都宮氏で、3位に僅差で細川氏がつけ、これに田母神氏が接近しているという。
某政党が先週末に行った情勢調査では、細川氏が宇都宮氏を上回って2位だったが、その差は数ポイント。田母神氏が急速に支持を増やしていた。「舛添、細川両氏の2強対決」という構図は崩れつつある。
ただ、街頭演説では、選挙戦の違った側面も見える。
東京都武蔵野市のJR吉祥寺駅前で29日午後、舛添陣営と細川陣営が約1時間差で街頭演説を行った。舛添陣営は聴衆約500人と平日としてはまずまずだったが、細川陣営は、同伴応援する小泉純一郎元首相(72)らの高い人気や、細川氏を後方支援する菅直人元首相(67)のおひざ元だったためか、約2000人を集めた。
出口調査や情勢調査での「細川劣勢」は、どう受け止めるべきなのか。
政治評論家の小林吉弥氏は「もはや、2強対決ではない。細川氏には当初、無党派層が期待して注目していたが、全くダメだ。首相経験者なのに、『原発ゼロ』を訴えるだけで、具体的なエネルギー政策が1つもない。(首相になった)20年前の若さや勢いは見られない。都民への奢りすら感じる。一方、宇都宮氏には実直さと、ブラック企業対策に取り組んだ信頼感がある。田母神氏には保守層の後押しがある」と分析している。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140130/plt1401301532002-n1.htm
マスコミや政治評論家の予測は、当たらないというのが通り相場。
そうですか、「舛添氏が40%半ばの支持を集めてトップ」ですか。
そう聞くと、ピンカーンと舛添氏ピンチと思えて来てしまうのはなぜでしょう。
さて、興味はこれからがどういう展開になるか、本当の選挙戦はここからなんでしょう。
組織もない、かねも無い、顔も売れてない! と無い無い尽くしの田母神としお候補。
立候補した時点では泡沫候補でした。
マスコミは、意識的に田母神候補を紙面や映像で取り上げないように、画策していることははっきりしています。
報道しない自由を田母神候補に適用しているとしか思えません。
でも、選挙ですから政見放送は公平に放送せざる得ないでしょう。
マスゴミだしね、そうでもないかな?
選挙期間へ入れば、テレビも新聞も政見ぐらいは、ちゃんと伝えないといけませんから、まともなこと主張してるのは、田母神候補ぐらいですので、これは結構重要です。
まだ選挙は前半の1週間が過ぎただけですが、記事にもあるように田母神氏の知名度はマスコミが幾らスルーしても、急上昇していることがわかります。
田母神氏の街頭演説には多くの聴衆が詰め掛けています。
聞きに来る人々は組織や党の指示で動員された人たちではありません。
個々人が田母神氏の演説を聞きに集まってくるのです。
こうした現象こそ、今回の都知事選は風雲急を告げているあかしでもあります。
是非、既成政党に一泡吹かして欲しいですね。
もどかしいけど都民ではないので気持ちだけ、がんばれ! 田母神としお!