Post-itホルダーを作った。
ふと、「今年は積極的にメモをとろう」と思い立ったからだ。
メモは携帯しないと意味がないのでコンパクトなサイズがいい。
75mm×50mmのPost-itがちょうど収まるサイズにした。閉じると手のひらに乗る小さな手帳のようになる。
Post-itはそもそもコンパクトで、メモをとるのに優れたツールだが、素のままで保持すると、収まりが悪く、どこかへいってしまったり、分離してしまったりする。その欠点を補うためにはホルダーになっているといい。
このホルダーにはペンも付けた。Post-itだけ持っていても筆記具を持っていない、などという間抜けな事態を防ぐためだ。
ちなみに、コンパクトさを追求した付属のペンはプラチナ万年筆の新製品「ポケットミニボールペン」(¥1050)。長さ82mmが軸を回転させて92mmに伸びる構造。使用するとき、この10mm差があなどれないのである。
参考URL: http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=119471&lindID=4
さらに、書き込んだ紙片を貼り付ける台紙をセットした。ペン付きのPost-itホルダーは過去にも製作したことがあるのだが、極限までコンパクトさを追求したソレ(※)には紙片を貼り付ける場所がなくて困ったという経験があったのだ。
1P目に書き込んでも、2P目、3P目と書き進めばいいように思うが、2P以降はPost-itの「のり」の部分には書き込めないし、めくりながら書いていると紙にクセがついて型崩れし、5Pくらいまとめてめくると紙の剛性から、そこから勝手に分離してしまったりするのである。
それにPost-itの良さとは、メモを貼り付けて俯瞰できるところにある。冊子のままで、目に触れない情報になっているのでは効果的な利用にならないのである。
そんなことを考えながら作った台紙は0.3mm厚の黒い塩ビシートを切って、布テープでつなぎ、じゃばら状にしてある。とりあえず4面分、貼り付ける場所を確保した。一時的な貼付場所としてはなんとか機能するだろう。
普段は「じゃばら」が広がらないよう、ベロ状の「押さえ」もつけた。
実は、Post-itホルダーは銀座の伊東屋でも売っている。しかし、それにはペンと台紙は付いていない。
メモを取る機能が一つで完結しているところにこのホルダーのミソがある。
こんなふうに新商品開発工程のようなものを極私的に楽しめるのがクラフトの面白さでもあると私は思っている。
<言い訳>
少し前にオーダーを受けたナイフシースはクライアントの方が忙しくて打ち合わせする時間がなく、停滞中。
※ 過去に作ったPost-itホルダーのこと。
このときの開発コンセプト(笑)は「実用的なレベルの極小メモツール」。身軽な格好が好きであるにも関わらず、いろいろなものを持ち歩きたいというややこしい性格の私はそもそもコンパクトなものが大好き。25mm×75mmのPost-itと伊東屋オリジナルの手帳用のシャープペン(長さ86mm、軸径5mm)を組み合わせた。これは手の中に隠れてしまうサイズになった。新旧を並べた写真はコレ。
<<追記>>
「ポストイットホルダー」で検索してこちらのエントリにいらっしゃる方が多いので、
その他の関連エントリを以下に紹介しておく。
ポストイットホルダー付きIDカードホルダー
大人の仕掛け筆箱
ポストイットホルダー kisaragiバージョン
エルメスより先んじる
ふと、「今年は積極的にメモをとろう」と思い立ったからだ。
メモは携帯しないと意味がないのでコンパクトなサイズがいい。
75mm×50mmのPost-itがちょうど収まるサイズにした。閉じると手のひらに乗る小さな手帳のようになる。
Post-itはそもそもコンパクトで、メモをとるのに優れたツールだが、素のままで保持すると、収まりが悪く、どこかへいってしまったり、分離してしまったりする。その欠点を補うためにはホルダーになっているといい。
このホルダーにはペンも付けた。Post-itだけ持っていても筆記具を持っていない、などという間抜けな事態を防ぐためだ。
ちなみに、コンパクトさを追求した付属のペンはプラチナ万年筆の新製品「ポケットミニボールペン」(¥1050)。長さ82mmが軸を回転させて92mmに伸びる構造。使用するとき、この10mm差があなどれないのである。
参考URL: http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=119471&lindID=4
さらに、書き込んだ紙片を貼り付ける台紙をセットした。ペン付きのPost-itホルダーは過去にも製作したことがあるのだが、極限までコンパクトさを追求したソレ(※)には紙片を貼り付ける場所がなくて困ったという経験があったのだ。
1P目に書き込んでも、2P目、3P目と書き進めばいいように思うが、2P以降はPost-itの「のり」の部分には書き込めないし、めくりながら書いていると紙にクセがついて型崩れし、5Pくらいまとめてめくると紙の剛性から、そこから勝手に分離してしまったりするのである。
それにPost-itの良さとは、メモを貼り付けて俯瞰できるところにある。冊子のままで、目に触れない情報になっているのでは効果的な利用にならないのである。
そんなことを考えながら作った台紙は0.3mm厚の黒い塩ビシートを切って、布テープでつなぎ、じゃばら状にしてある。とりあえず4面分、貼り付ける場所を確保した。一時的な貼付場所としてはなんとか機能するだろう。
普段は「じゃばら」が広がらないよう、ベロ状の「押さえ」もつけた。
実は、Post-itホルダーは銀座の伊東屋でも売っている。しかし、それにはペンと台紙は付いていない。
メモを取る機能が一つで完結しているところにこのホルダーのミソがある。
こんなふうに新商品開発工程のようなものを極私的に楽しめるのがクラフトの面白さでもあると私は思っている。
<言い訳>
少し前にオーダーを受けたナイフシースはクライアントの方が忙しくて打ち合わせする時間がなく、停滞中。
※ 過去に作ったPost-itホルダーのこと。
このときの開発コンセプト(笑)は「実用的なレベルの極小メモツール」。身軽な格好が好きであるにも関わらず、いろいろなものを持ち歩きたいというややこしい性格の私はそもそもコンパクトなものが大好き。25mm×75mmのPost-itと伊東屋オリジナルの手帳用のシャープペン(長さ86mm、軸径5mm)を組み合わせた。これは手の中に隠れてしまうサイズになった。新旧を並べた写真はコレ。
<<追記>>
「ポストイットホルダー」で検索してこちらのエントリにいらっしゃる方が多いので、
その他の関連エントリを以下に紹介しておく。
ポストイットホルダー付きIDカードホルダー
大人の仕掛け筆箱
ポストイットホルダー kisaragiバージョン
エルメスより先んじる
しかも、これはすごい!!素晴らしい!!欲しい!!!
自分もメモをとりやすいもの、ということで今年の手帳はセレクトしているのですが、これは本当に良さそうですね。オーダーしたいです。
このPost-Itホルダーは実物をお見せしますよ。やっつけで作った感もあるので、仕上がり的にはそんなに自信作ではないですが、機能にはちょっと自信が(笑)。
しかし、上記オーダーが実現すると「あの二人はデキてるのでは?」という噂話がどこぞで広がるやもしれませんね(笑)
こうゆうの大好きです。
実用的でミニサイズ!!(私自身もミニサイズなんですけど)
うん、ボールペンや台紙が付いているっていうのが使いやすそうで良いですよね。
ここでレザークラフトを見ると、何か作ってみたくなります。
旦那に独身時代にプレゼントしたキーケース(市販品)がさすがに、古くなったようで新しい物を催促されました。
シンプルなキーケースを作ってみようかな。
やっぱり、ブリーフケースを注文するべきか?
でもなー、やっぱり実物が見れないと不安だし・・・
なーんて、家づくりと同じよう(笑)
ここで、エルメスに行くか、ヴィトンへ行くか、
それとも、garaika革工房へ行くのか?
私、最近は特にブランドよりも
「しっくり来る」とか「馴染む」というほうを
重視しているので、やっぱりgaraikaさんかな?
それにしても、garaikaさんのデザイン力には
毎度、脱帽です。
すごい、いろいろ考えて作ってますね。
行き当たりばったりの僕とは大違いだ…。
なんか、いつも作り始めてから気付いちゃうんですよね…。
そして後戻りできない事態に…。(笑
次も楽しみです…。
おせじとは思いますが、うれしいです。
>m-louisさん
デザインコンセプトは建築家業界にならって「シンプルモダン」です(ウソ)。
といいつつ、自分が使うものは基本的に余計な装飾を排除して「機能美」をねらっているから遠くはないかも。
>chiezokunさん
私はミニサイズ好きなので、ミニサイズのモノ作るだけでなくたくさん持ってますよ。
妻は普通サイズかな? ミニサイズもよかったかも、なんて(笑)。ちなみに、たかぎなおこさんという方の「150cmライフ」という本読んだことあります? 私は本屋でちらっと立ち読みしたのですが、なかなかほほえましい内容でした。
キーケース、作りましょうよ。大きさとか機能とか、色とか質感とかクライアント(ダンナさん)の要望を聞いて作るのはきっと面白いですよ。
>朝妻さん
仮にエルメスに使う半分の資金でも回してくれたら、腕まくりしてイイヤツ作りますよ(笑)。
プランニングはじっくりやったほうが面白い。打ち合わせは建築BARでやりましょうか。
>うさぎあれるぎ~さん
私は構想している時間というものが結構好きです。結果的に、よく考えているということにもなりますが、ちょくちょく袋小路に入り込んで進まなくなってしまうこともあるのです。今回は、前作でフィールドテストができていたということがうまく働いているということもあります。
Post-itって、書いたあとに困るんですよね。
ちょうど新しいPost-itが出て気になってる所なのですが、近所ではどこにも売ってません。
僕も自分でホルダーを作ろうかなぁ、と思ってた所にこのブログを見つけました。塩ビのシートのアイディアは良いですね。俯瞰するにはこのくらいの面積はあると良いです。
参考にさせていただきます。
リンクのサイト見ました。
こんな製品が発売されていたとは知りませんでした。
このPost-itの新製品はいいですね。
素で持ちにくいという欠点をカバーしている。
販売価格が上がってしまいそうですが、ここに「MOLESKINE」(モールスキン)のようなゴムバンドが付いていたりするとなお良いですね。
まずは研究のため、私も新製品を探してみます。
なお、自作した貼付台紙は塩ビシートのつなぎ方をもう一工夫できないかなって思っています。
つなぐ布テープの幅がもう少しせまいといいのですが、ななかいいのが見つからないのです。
うたまろさん、自作したらぜひ公開してください。
1年以上前への記事にコメント失礼致します。
仕事やプライベートでも気になる事はメモをする性分なので、ポストイットはかなり使っていますが、持ち歩きに不便なのであれこれ試していました。
そんな折、偶然こちらの記事を拝見し、ペン付き・台紙付きと理想的なものを目にし、思わずコメントをしてしましました。
こちらは、購入可能でしょうか?
自身で製作が困難なものでもし可能でしたら購入したいと考えております。
突然このようなコメントは失礼致します。
返事を頂けると幸いです。
宜しくお願い致します。
ブログをしていないのでURL記載できないのですが、コメントのやりとりはこの場でよろしいのでしょうか??
ご迷惑をおかけします。