家づくり、行ったり来たり

ヘンなコダワリを持った家づくりの記録。詳しくは「はじめに」を参照のほど。ログハウスのことやレザークラフトのことも。

新幹線のダイヤ改正は損か得か

2007年12月21日 | 新幹線通勤
JR東海が来年3月15日に計画しているダイヤ改正を明らかにした。
http://jr-central.co.jp/co.nsf/news/nws20071220-111633

上記発表文から新幹線部分を見てみる。
《新幹線関係》
1.毎時2本の博多「のぞみ」のうち1本をN700系で運転するなど、N700系運転の列車を増やします。
2.朝夕の東海道・山陽直通列車をさらに8本増強します。
3.東京~広島間で「のぞみ」を毎時3本に増やし、東京駅を20分間隔での発着とします。
4.全ての列車を品川・新横浜停車とします。
5.「ひかり」の運行体系変更及び増発、増停車を行います。
6.「こだま」の増発及び区間延長を行います。

増発方向で、一見よさげなことばかりに見える。ただし、電車の運行において増発は遅延につながりやすい。それを念頭におきながら考えてみる。

新幹線通勤者にとって気になるのは4、5、6。
4で全ての列車を品川・新横浜停車とするとしているのは、5の「ひかり」の増停車のくだりを含んでいるとも考えられる。
懸念は、品川・新横浜で停車することのみをもってして「ひかり」の増停車と言っている場合だ。東京駅に近い駅で停車回数が増えるということは、小田原以遠の利用者にとって到着時間が遅延する可能性が高い。さらに品川・新横浜だけ停車回数が増え、利用駅での停車回数が増えないとしたら、うれしいことはまったくない。
6の「こだま」の増発はいいことだが、「のぞみ」「ひかり」の増発にともなって、各駅で「追い越され」回数が増えてやはり到着時間が遅延する可能性がある。

実際どうなるかは具体的なダイヤを見てみなければわからないが、もし上記のような懸念が現実化するのであれば、そういうこともちゃんと開示すべきだと思う。そして到着時間が遅延するデグレードが増発によるアップグレードを上回るのならば、小田原以遠の非「のぞみ」停車駅利用者に対する運賃値下げだって考慮してほしい。

懸念のまま終わることを祈る。


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