我が古屋部分には2面に大きな開口があるが、そのうち1面の雨戸はぼろぼろになっていた。
建ててからずっと使い続けた建具なので60年が経過している。無垢の木を使っているのでボロとはいえど、わびさびのような風格をかもしだしていたのだが、さすがに寿命といっていい状況になっていたのだ。
防犯上もまずかろうということになって、建具屋さんに頼んで作ってもらった。
山小屋作りで世話になった材木屋さんから格安で材料を仕入れたので、そんなにお金はかかっていないが、なかなかに立派なものになったと思う。
建具屋さんは最近、サッシ系や規格品ばかり取り扱っていて、一から作る建具の仕事は久しぶりだと言っていたという。そういう注文は職人として技術の出しがいがあるわけで、高いモチベーションを持って作ってくれると思っている(関連エントリ→LINK)。
いまのところは、ぴかぴかの1年生がじいちゃんのひざの上に座っているような感があるが、これからだんだんといい感じに経年変化して渋くなっていくだろう。
建具も、家と同じように新品の時が一番いい時ではないのだ。「これからもっとよくなるのだ」そう思うと気持ちも豊かになってくる。
その他建具関連エントリ
建具の日
雨戸これからが、楽しみですね!
思い出とともに、ドンドン重厚に成って行きますね!!材質は杉ですか、木目も綺麗ですね。
苔庭、飛び石、竹垣 落ち着きます。
それにしても、お庭のお手入れ心がこもってます。私も見習わなくては・・・・頑張ります!!
新しいうちはいとおしみつつ香りを楽しんで、
途中からは陽焼けや、雨シミに本物の実感を愉しみ、
最後はうづくりのように夏目、冬目の紋様をように浮き出る姿に無常を味感じるのですよね。
なかなかにいい木目でしょ。本当に気前のいい製材屋さんでたすかっています。
庭の手入れに関してはひたすら母の手柄です。褒められたと伝えておきます。ありがとうございます。
そう、今は本当にヒノキのいい香りが漂っています。気持ち良いです。
自然素材ならではの変化はプライスレスですよね。これからも楽しみです。
この佇まいでは、アルミサッシは不向き。
湿度の多い日本では、戸板・・最適ですが・・・別注品となれば値段が気になり、避けてしまいますね。
雪見障子と戸板の姿・・・日本建築の美・・羨ましく思います。
名古屋タッチアンドゴー、芸術的です。その場にいたらビデオ回したかったです(笑)
走れ~! とか、がんばれ~! とか応援も入ったりして・・・。
あ、そういえばポイント何点たまりましたか?(笑)
日本文化を愛する私としては職人さんの技術の存続にも微力ながら貢献したいと思っています。
職人さんの作品を評価していただけるのはうれしいです。
>aiaiさん
この雨戸、安くはありませんが、決して高くもないのですよ。
昔の家でサッシにつけかえている家は結構多いですが、値段云々より、中途半端に新しいものを導入したがったということのようにも思えます。トータルな美しさを意識すれば、古い家の価値はもっとたかまるのに、と思います。
名古屋タッチアンドゴー、起きたときにaiaiさんを呼びつければよかった。
ポイントはもう一斗樽レベルじゃなかったかなあ。