11月11日は煙突の日。
1111が4本の煙突のように見えることが由来という。
なぜ4本? それに煙突が4本並んだ風景なんてなかなかないようにも思う、というような話はとりあえずおいといて…。
薪で焚く風呂が一般的だった時代、煙突は一般家庭にごく普通にあった。
ガスのインフラが整ってくると薪風呂はガス風呂に追いやられ、煙突のある家は急減した。
一般家庭の煙突は絶滅の危機に瀕する家庭内小便器のようになっていくのか、と思っていたら、どうやらそこまでの危機にはいたらないようだ。
というのも、煙突が必要な設備が家庭内に入り込んできたからである。
そう、それは薪ストーブ。
薪ストーブは暖房器具の主流派とはいえないが、着実にファンは増えている。
特にログハウスとの相性がよく、ログハウスの着工の増加とともに薪ストーブも増えた。
我が家(山小屋)もそのくちである。
住宅密集地では煙がいろいろと物議をかもすことがあるようだが、住宅街でも薪ストーブはじわりと増えている。
かつての薪風呂の煙突は、円筒をT字型に組み合わせたそっけないものであったが、薪ストーブの煙突はオシャレなものが多い。家によってはシンボルといっていいような煙突も見かける。
「煙突がある家」なんて呼ばれるのがまんざらではない人も多いのではないだろうか。
煙突はどこの家にもあるものじゃなくなったことで、パーツとしての存在感が向上したといえなくもない。
(写真はここはスイスか?という風情ですね)