こんにちは、ももちです。
今日は30代で決まった香港への海外赴任について書きます。
私は、当時東京でOLをしておりまして、外資系金融機関で働いていました。お客さんが香港やシンガポールにもいたので、ちょくちょく出張で訪問していました。
なかでも香港は東京から4時間程の飛行機で行けることもあり、また東京で親しくしていた人々が転勤になったりとで、馴染みの深い外国でした。
よく考えると、家族で初めて海外したのも香港です。
また、ロンドンから帰ってきて数年が立ち、日本の生活にも「飽きてきた」のも正直なところでした。
そんな訳で、その年の年初に「あー香港で生活したい」と思ったのが心の中での始まりです。
上司との会話の端々にも今の仕事は香港からする方が効率的で効果的だと思う、というようなことを言ったり、キャリアとしても次のステップとして海外で働きたいということを匂わせました。
そして、半年以上は何もないまま過ぎていったのですが、その年の8月に辞めた人のヘルプで数週間きて欲しいと言われました。
後からわかるのですが、その時香港のマネージャーは私を移動させる腹づもりは決まっていて、私という人間を見るために試用期間的に出張を作り上げたのでした。
そして、数週間の長期出張が終わって帰国してすぐに移動のオファーをもらいました。
今回の移動でも、東京であれば営業の仕事を中心にできる一方で、香港であれば営業補佐的な仕事になり、東京の方がキャリアアップのチャンスは高いのですが、その時の私は迷わず海外を選びました。
これは、私の勝手な思い込みかもしれませんが、「海外赴任をする」と自分の心がひとつに定まったからこそ、現実が動き出したんだと思っています。
まったく予兆がないときでも、「これから海外に行くのだから、日本でしかやれないことをしておこう」と思い、小さなマンションを住宅ローンを組んで買いました。
結果的に、ドンピシャのタイミングとなりました。
気持ちの上では、今回も、前回のロンドンと同じくギリギリになって、年老いていく家族と離れると考えると罪悪感で一杯になり、後悔に襲われましたが、時すでに遅し。
とはいえ、行ってよかったと思うこともたくさんありました。
私がオススメすることは「まず、自分の欲しいものをひとつに定める」ということです。そしてそれを忘れるぐらい他のことに夢中になっていると、いつの間にか現実が動いてたりすることがあります。