忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

トランスジェンダーの競泳選手、Ivyリーグ選手権優勝出場に賛否も

2022年02月21日 | 忘憂之物




先日亡くなった石原慎太郎氏が東京都知事に就任したころ、コロナでもないのに東京都の財政は赤字が続いていた。原因は先ず銀行。バブル崩壊後の不良債権を理由にまだ納税が免除されていた。

石原氏は、もう十分な利益があるだろう、それに行政サービスを受けているのにコスト負担をしないのはどうか、として大手金融機関に対して外形標準課税を導入すると表明した。都民からしても、自分の所為で負債を抱えたのに公的資金を投入されて、悪びれるでもなく高給取りで偉そうにしている、まるでNHKじゃないかと不満があった。別名「銀行税」。石原氏は銀行から恨まれたりもしたが都民は喜び、財政は黒字に転換する。できる政治家の仕事だ。

比して大阪は太田房江だった。2000年に就任すると、380億円以上あった赤字が2007年には7億円まで減った、とのことだったが、ふたを開けると減債基金を取り崩して一般会計に混ぜ込んでいた。維新が「粉飾決算」と誹る根拠だが、ともあれ、東京都知事とはえらい差だった。退職金は8千万円とのことで大したもんだが、まあ、舛添が2億2千万とか思えば可愛いものか。

いずれにせよ、やってほしいことはやらないが、やらなくていいことには懸命になる。使えない政治屋の見本だが、やらなくていいことは他にもあって、例えば太田は知事時代に8回も相撲協会に「土俵にあげろ」をやっていた。当選早々の春の千秋楽に「土俵で賞状を渡したい」と記者会見で言っていたが、こんなの大阪府民の誰も望んでいない。みんな、なんでやねん、と言っていた。

阿呆なことは連鎖して、森山真弓元官房長官も現職のとき「総理大臣杯」の際に土俵に上がろうとして相撲協会から断られた。これを「女性差別」として問題提起してナントカの上塗り、大いに自民党の支持率下降にひと役買った。

太田房江は「全国初の女性知事」。森山真弓は「女性初の官房長官」。世間に「女に務まるのか」と疑念を抱かせることになった真因かもしれない。フェミは怒ったほうがいい。

もちろん、我らが辻元清美もやった。なんと国会の予算委員会の質問で取り上げた。「国際的に知名度もあるスポーツとしてもどうか」と申し入れ書も出している。反日しか取り柄がない活動家の見本だ。相撲は神事、伝統芸能だ。スポーツなら体重233キロの曙と96キロの舞の海は「同じ土俵」でやらない。

ちなみに「女性初」というか、唯一の女性で横綱審議委員だった内館牧子氏は、後を絶たない愚か者のためにも「女はなぜ土俵にあがれないのか 」という修士論文を出した。歴史や伝統というものに男女共同参画を安易に持ち込む愚について論じている。筋が通っているから、この女傑に武蔵丸も朝青竜も叱られた。師匠の高砂親方、朝潮も叱られていた。

天下の横綱に「品位がない。辞めろ」と言い放つ内館氏なら、浅薄な男女平等などは歴史や伝統だけではなく、トイレや風呂にも持ち込んではならないと言うだろう。現にアメリカではプールに持ち込んで意味不明になっている。

「女子」500ヤード自由形で優勝したリア・トーマス選手は元男。米大学「女子」水泳界を席巻 しているが、この同じ日に「女子」50ヤード自由形では、元女のアイザック・ヘニグに敗れている。元男と元女が「女子」の大会で勝ったり負けたり。意味がよくわからんのだが、だれか、すっと説明できる人はいるか。

東京五輪でも「女子」重量挙げ、ニュージーランド代表のローレル・ハバード がいた。この人は「男子」として合計300キロを挙げた「ジュニア記録」を持つ。その後、2019年の「女子」パシフィックゲームズで金メダル。2020年の「女子」ワールドカップでも金メダルだった。東京五輪ではミスして「記録なし」とのことだったが、43歳も過ぎて引退するらしい。トランプ前大統領はこの件をして「1つの競技に男女が参加していることから東京五輪が台無しになった」と言った。これに「差別だ」と文句を言うのもいつもの顔だった。


「アサガオ」でもおしべとめしべがある。ツボミのときはおしべが短く、花が咲くころにはめしべより長くなるから、虫がいなくても受粉してめしべの下に実ができて種ができる。小学生でも知っている現実だが、ジェンダーフリー教育推進のために今後はアメフラシで教育すればいい。アメフラシは体の左右にオス生殖器、メス生殖器を持つから数個体が数珠繋ぎになって交尾をする。

さぞかし左巻きのド変態には刺激的で官能的で魅力的なことだろう。



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