忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

岸田首相、今年の漢字は「拓」新しい資本主義を「切り拓く」目標

2021年12月14日 | 忘憂之物




池田勇人は安岡正篤から「正姿勢」の助言を受けた。低姿勢も高姿勢も誤り、政治哲学があれば「正姿勢」になる、とのことで岸田総理も信条としている。

2017年には当時の安倍総理に対し、代表質問でこの「正姿勢」を述べて野党から拍手喝采を受けた。野党が喜んだのは「野党や国民に上から目線で臨むようでは、国民の信を失い、真っ当な政治を行うことはできません 」だが、その前にこう述べている。

「相手の顔色を見て右顧左べんするようでは、国民への責任を果たすことはできません」




普段、我々もいろんな人と接している。仕事や交友を問わず、様々な人から影響も受けて、多種多様な価値観を認め、すべてを把握することなど不可能ながら、その人物のひととなりを吟味して付き合い方も考える。提案を検討したり、意見を取り入れたり、教えを請うたりもする。

主義主張や思想信条だけではなく、その人物の人格や見識も包含して、それこそ「総合的に」なにかと判断しているはずだ。主義主張や思想信条だけでみるなら、保守と呼ばれる人は全員、日本第一党に投票する。もちろん、私も言ってることには賛同する。

既存のメディアに物申したい人、NHKなんかいらない、と考えている人も全員が立花孝志を応援していない。単純な好き嫌いだけではなく、それは全体的なイメージだったり、その他の言動を考慮してだったりもする。もちろん、私もNHKはぶっ壊してほしいと思う。


例えば岸田総理は総裁選の前、TBSで「モリカケサクラ」を問われて「国民が足りないと言っているので、さらなる説明をしなければならない課題だ 」と言ってテレビ屋を喜ばせた。日本人が嫌いな連中は日本人から人気のある元総理など大嫌いだから、岸田総理がアベガ―になるならこれほど心強いことはない。河野推しだが、これはワンチャン、岸田もありか、と盛り上がった。

しかし、その盛り上がりをみて、岸田総理は「再調査はしない」とトーンを下げた。反日テレビはがっかりして、また小石河連合の応援に戻った。

選択的夫婦別氏制度には「どちらかといえば反対」としながら、呼びかけ人として「選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟」を発足させる。憲法改正に賛成。でも「当面、憲法9条自体は改正することを考えない」。アベノミクスは「評価する」。でも「貧困層の格差は拡大している」。

いわゆるダブルスタンダードとも違う。そろそろ「鳩山臭」がしてくる。

給付金もそう。人事もそう。外交的ボイコットもそう。お得意の「聞く力」で右往左往。時期を見て適切に判断して総合的に勘案して国益とも照らし合わせて国際社会の動向も注視しながら何もしない。

それに壊滅的にセンスが無い。いま、世に「拓」と言えば「エロ拓」しかない。新総理の今年の漢字は「エロ拓」だ。どこの高槻市民の声を聞いたのか知らないが、だれか止めることはできなかったのか。



また、いま、日本のテレビ屋が岸田内閣に優しいのは、先ず、与しやすい。それから倒れたら次は「高市内閣」ができるからだと知れている。野党に期待できないから、自民党内のアレなのを探している。候補もいる。外相でもいいし、幹事長でもいい。将来的には総務会長でもいいだろう。つまり、我々は現在の総務会長のお父さんが言った反対をすればいい。「お友達の嫌がること」をやる。もちろん、半島的な解釈のほうだ。

そろそろ年の瀬だ。日本には「大掃除」という文化がある。妻も自民党員になった。声も届きやすいだろう。2年すれば2票。「高市早苗」と書いて送ることもできる。参院選でもしっかりと峻別する。いらないものは処分しよう。ちゃんと分別して目印もしよう。

使えないのは捨てたほうがSDGsというものだ。LGBTも大切だが、政治家にも「党籍は自民党。心情は中国共産党」みたいなのがいる。放置しないでちゃんと認知してあげよう。隠れないで済むように、誤魔化さないで過ごせるように、堂々と北京とか平壌に胸を張れるようにしてあげよう。





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